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サーフかノーフか、選ぶとしたら?

サーフィンは三浦さんにとってかけがえのないライフワーク。「自分の感性はすべてサーフィンによって形成された」と話すほどだ。
サーフィンと農業どちらが楽しいかをたずねると「サーフィンのほうが全然楽しい!  比べものにならない」と即答したものの、畑には畑の楽しさがあるという。
「土からのエネルギーもすごい。ガキの頃、泥んこになったり砂場で遊んで楽しかったのと同じような感じです。砂できれいな山を作れたらうれしかったのが、今は畝がまっすぐできたらうれしい。
あとは虫とか生き物が好きだったから、バッタがいたりアマガエルがいたりするのを見るのも楽しいんです」。

三浦さんが畑に行くペースは、冬は週1回、春からは週2回ほど。家に畑がない以上、それくらいの緩さも続けるための秘訣だそう。
また野菜をうまく育てるために大切なポイントを次のように教えてくれた。

「種まきや苗植えは時季を外すとうまく育たなくなるから、そこだけは守らなくちゃいけない。それでもダメなときはダメ。
不思議なんだけれど、例えば自分の畑のなすがダメだったときは周りの畑もダメだったりするんです。逆に『今年はきゅうりが良かった』というときはだいたい周りも一緒。当たりはずれが年によって違います。
結局はサーフィンと同じように、自然の流れに身をまかせるしかない。そんなところも楽しんだほうがいいんじゃないかな」。
 
自産自消のおいしい生活。好きが高じて本まで上梓!
『SURF & NORF COOKBOOK by ミウラメシ』三浦理志=著 1800円/プレジデント社 刊 購入はコチラ!
自分の手で野菜を作る、作った野菜を料理する、その料理をおいしくいただくという究極の食の楽しみを実践する三浦さん。想い溢れてついに料理の本を出版するにいたった。
「料理の純粋な楽しみって、自分が『食べたい!』と思ったものを作って味わえること」。そう話す三浦さんが考案した自信を持っておすすめする51のレシピ、そして料理や「SURF&NORF」への想いが詰まった永久保存版の一冊。「SURF&NORF」を目指すなら、まずはこれを読むことから始めるのもあり。
 
熊野淳司、高橋賢勇、朴 玉順(CUBE)=写真(取材) 松平浩市=スタイリング 高橋 淳=編集・文 菅 明美、増山直樹=文


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