このハイテク全盛期に、急になぜ……?
そうパッと見では驚いてしまうスニーカーがザ・ノース・フェイスから発売された。
もちろんカッコいいんだけど、ハイテク・シーンでも最先端にいるようなメーカーが急にどうした? と問わずにはいられなかったので、問うてきました。
これが「ちょっとローテクすぎない?」と(一部で)話題のニューシューズ、その名もシャトル ウォータープルーフ。スリッポンタイプでカッコいいんだけど……あのザ・ノース・フェイスでしょ? どうされました?
「安心してください、ハイテクですよ」と話すのは、ザ・ノース・フェイスのプレス担当、鰐渕 航さん。「はいてますよ」みたいなことをサラリと言うけど、一体どういうこと?
「ワントーンでシンプルなタウンユース寄りの靴ですが、主なポイントは3つあります。
①アッパー素材がコーデュラナイロンだから強度があって頑丈ということ。光沢感も出て雰囲気があります。
②内側に独自の“TEKWPROOF”防水メンブレンを使っているので、雨の日も水を通しません。③アウトソールには“AMPHI-GRIPラバー”を使っているので、ウェットな路面でもグリップ力を発揮します」。
クラシックな見た目だけど、その中身にはしっかりザ・ノース・フェイスの技術が詰め込まれているのだ。まったく誰なんだ、ローテクだなどと決めつけたのは。けしからんっ。
「実は、ザ・ノース・フェイスにはもともと『シャトルシリーズ』という、ビジネスシーンなどでよく使われているバッグのラインがあるんです。
その名前からもわかるとおり、このスニーカーはシャトルシリーズと合わせて使いやすいように、今回初めて作ってみたんです」。
なるほど、そんないきさつがあったとは。こうして並べてみると、確かにしっくりハマる。
「靴のカラーはブラック、グレー、キャメル、そしてスリッポンタイプ、シューレースタイプとあります。ブラックならビジネスでも、ビジカジならグレーでもキャメルでもイケると思いますし、バッグと合わせて使ってほしいですね」。
さらに言うと、
内側はポリジン加工で雑菌繁殖を防ぎ、消臭効果がある。防水加工ながら
透湿性がないわけではなく、群れて不快になることも少ないという。春から続く雨シーズンにとても頼れそうだ。ちなみに、こう見えて
クッション性も高いんだから隙がない。
大人気のシャトルシリーズから登場した初のスニーカー。その実力がよ〜くわかったところで、最後にひと言。
……ローテクだなんて疑ってすみませんでした!
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