筋膜リリースを始める前に用意してもらいたいものがある。凸凹のついた筒状のアイテムだ。
各社からいろいろなものが出ているが、筋膜リリースには直径10cmほどで、表面が少し柔らかいものが向いている。(詳しい選び方は
こちらの記事をご参考に!)
そして筋膜リリースの重要なポイントとなるのが呼吸だ。どのポーズでも3秒かけて鼻から吸って、5秒かけて口から吐く。この呼吸を意識しよう。
では早速やってみよう!
まずは、仰向けになり、後頭部の少し骨が出ているところの下にポールをあてる。顎を少し引き、頭の重みをポールに預けて圧を加え、3〜5回呼吸しよう。
今度は首を左に倒して圧を加え、同じように3〜5回呼吸。右側も同様に繰り返す。
次にポールを首の後ろに移動。頭を後ろに倒して首に圧を与える。最初と同じように正面、左右それぞれ3〜5回ずつ呼吸をする。
最後は、肩甲骨の中心にポールを当てて仰向けになる。後頭部を床につけて、ポールに体重を預けよう。
吸う息に合わせて両手を万歳するように上げ、吐く息に合わせて、腕を回して手を下ろす。3〜5回、呼吸に合わせて繰り返そう。
以上が肩こりにフォーカスした筋膜リリースだ。グリグリと強く押し付けるのではなく、イタ気持ちいいぐらいの強さがベスト。あまりの気持ち良さと、終わったあとの肩の軽さがクセになること間違いなしだ。
【トレーナー】滝澤幸一さん
鍼灸院「ソル・エ・マーレ」院長。鍼灸と筋膜リリースを組み合わせた独自の手技に定評がある。スカッシュ日本代表トレーナー、日本オリンピック協会強化スタッフなどを務めた経験を持つ。『1分でほぐれる! 天使の筋膜リリースローラー BOOK』(宝島社)など著書も多数。
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