春のゲレンデを満喫するためにベストな宿へ
白馬エリアへの入り口にあたる鹿島槍スキー場で滑り倒したふたりは、車でわずかな距離にある「星野リゾート 界 アルプス」にチェックイン。滑ったあと寒空の下で着替えず行ける場所に“いい宿”があることは、快適なスノートリップの条件だ。
さらに今回宿泊した宿はレトロモダンな空気感も魅力で、上質を求める大人の感性にフィットする。立地は大町温泉郷にあり、湯は北アルプスの麓にある秘湯・葛温泉からの引湯。
アルプスの山々からもたらされた約400年の歴史を持つ大自然の恵みというものであり、筋肉痛や疲労回復、冷えに効き、疲れ冷え切った身体を優しく癒やし温めてくれる。
温泉でのくつろぎのあと、腹を空かしたふたりを笑顔にさせたのは信州らしさ溢れる和会席。メインは雪鍋。鍋にふんわりと綿あめがのったような見た目に好奇心が刺激され、味への期待が高まっていく。そして醤油仕立ての割下をゆっくり注ぐと、綿あめが肉や野菜やきのこに“雪解け”していった。
口へ運ぶと程良い甘みを絡めた食材の旨味が広がり、そこに地の日本酒をひと口。普段は飲まないという佐々木さんが一献を傾けると、自然と「いい雪でしたね」という言葉がもれた。「やっぱり雪山は楽しいね」と三浦さんは返し、ふたりはこの日の滑りを振り返っていった。
スノーボードの楽しさに浸った一日。その余韻を優しく包み、至福のままに締めくくる宿。春の白馬にあったのは、慧眼を持つ男たちが相好を崩す時間だ。さあ、明日はどこへ行こうか。
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