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素敵な大人たちが集い、楽しむための場所

デノンのプレーヤーにアナログレコードをセット。柔らかく心地良い音が流れ出す。「ヴィンテージのオーディオについて深い知識があったわけではないんです。詳しい方に話を伺いながら、少しずつ覚えていきました」という。
インテリアを見て、書斎を見て、ガレージを見てわかるとおり、R.K.さんは非常に多趣味な人物である。そしていずれの趣味も高いレベルを追求していると思う。そのうちのひとつ、音楽をピックアップしてみよう。
玄関から室内を見たときに、正面の壁に据えられその存在感をアピールしているのが、2台の無骨なスピーカーと味わいを感じさせるアンプ類だ。アナログレコードを柔らかい音で聴くために、ヴィンテージの機材でシステムを構築。それでも本人は「詳しい先輩たちの指導を仰いでいるだけです」と謙遜する。
1970年代の米アルテック社のスピーカー。かつては劇場や映画館、大学の講堂などに設置される大型スピーカー類において、高いシェアを誇ったメーカーだ。見た目も実にクール。
「音楽のジャンルも広く浅くですし、DJも素人遊びの範囲。ただテレビをあまり見ない生活をしてきたせいか、音楽が欠かせないものになってしまったんですよね」。
プロジェクターでDVDを楽しむときには、別回線の出力システムに変更するのだとか。
さて、R.K.さんのそのほかの趣味を挙げていこう。ヴィンテージカーでドライブしたり、カスタムに凝ったりと車遊びにも造詣が深い。
ロードバイクでツーリングを楽しむこともあれば、自宅でヨガのセッションを行うこともある。
ガレージに鎮座するのは1993年式のポルシェ「964 カレラ2 タルガ」。右のバイクはBMW「R nineT」だ。「サーフィンもロードバイクもそうですが、乗り物全般が大好きなんです」。
13〜14年前から始めたサーフィンに見事にハマっている。この家に素敵な雰囲気が漂うのは、R.K.さん自身が素敵な大人であるから、なのかもしれない。
「集めてきたレコードやDVD、家具、照明、そのほかインテリア、書籍や写真集にいたるまで、この家を作るに当たって犠牲にしたものは何ひとつありません。
もし犠牲にしたものがあるとしたら、それは自分ひとりの時間や空間でしょうか。何せ週末にはたくさんの人たちが、この家を訪れてくれますから」。
 
HOUSE DATA
竣工:2016年
構造・規模:木造・地上1階
敷地面積:約250坪
建築面積:約50坪
設計:テトラデザイン http://www.tetradesign.co.jp
間取り:キッチン、ダイニング、リビング、ゲスト用スペース、書斎の広々としたワンルームと、寝室、バスルーム。敷地内にはプール、ガレージ、テラス。多種多様な植物をレイアウトした植栽は、横浜の植木商フルヤプランツによるもの。季節ごとのメンテナンスが欠かせないのだとか。
 
清水将之、山本雄生、川崎一徳=写真 加瀬友重=文


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