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自然豊かな場所にセカンドハウスが欲しかった

近隣の湖でカヌーを楽しむことも。スキー、クライミング、そしてフライフィッシングと、小口さんの“野遊び”のレパートリーは実に豊富だ。
小口さんは大手アウトドアブランドに20年以上勤務したのち、2016年に独立。現在はフリーランスのプロデューサーとして、さまざまな企業、団体、自治体が企画するプロジェクトに携わっている。
「プロデューサーというと正体不明の響きもありますが、それ以外に表現のしようがないんですよ。自分としては“なんでも屋”だと思っています(笑)」。
阿寒アイヌの文化交流イベントから新規オープンするホテルのアートキュレーションまで、その仕事は実に多彩。生まれ故郷である北海道での仕事も多いという。現在家族と暮らす自宅は神奈川県川崎市にある。
原稿執筆、カタログやフリーペーパーの制作などを請け負うこともしばしば。書籍や雑誌はインスピレーションの源となる大事な資料だ。
独立以来小口さんは、首都圏と北海道を行き来する生活を続けてきたわけだが、今このタイミングでセカンドハウスを、それもここ川上村に求めた理由は何だったのだろうか。
「会社員時代から自然豊かな場所にセカンドハウスが欲しかったんです。子供の頃からスキーやキャンプに親しんでいましたから。フリーランスになったときに“夏と冬は2週間休みをとる”と決めたことで、本格的に家探しを始めたんです」。
しかしながら昨年来のコロナ禍により風向きが変わる。そこで小口さんが決意したこととは。
後編に続く
HOUSE DATA
竣工:1988年
構造・規模:木造亜鉛メッキ銅板葺き・地上2階
敷地面積:1348㎡(約407坪)
建築面積:127.7㎡(約38坪)
設計:川上村シンカイ
間取り:日当たり抜群で風通しの良い斜面に立つ、2階建ての6LDK。1階にはキッチン、ダイニング、リビングおよび客室が2部屋。2階に客室4部屋となる。地下部分と軒下に収納スペースがある。
 
清水将之、山本雄生、川崎一徳=写真 加瀬友重=文


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