「CAMPER」と描かれた赤いロゴ。
誰でも一度は目にしたことがあるはず。カンペールは、スペイン・マヨルカ島生まれのシューズブランドで、1975年の創業以来、常に“革新的な靴”を作り続けてきた。
そして今季もまた、なんとも斬新な一足が完成した。
デザインを手掛けたのは、テキスタイルデザイナーの鈴木マサル氏。ファブリックブランド「オッタイピイヌ」を主宰するほか、マリメッコやユニクロとコラボした経験も持つ。
彼とカンペールがタッグを組むのは3度目だが、スニーカーを手掛けるのはこれが初めて。「ツインズ アーティスト」というプロジェクトがきっかけで、今回のコラボが実現に至った。ツインズ アーティストとは、「右足と左足がそれぞれ独自の個性を持っているけれど、一緒になると完璧なペアになる」というカンペールのお題に、コラボしたアーティストたちがデザインで答えるというもの。そして鈴木氏が導き出した回答がこれだ。
ベースになったのは「ランナー」というモデル。軽量で履き心地が良く、ブランドのアイコン的存在のスニーカーだ。
アッパーには鈴木氏の得意とする大胆な構図で、躍動感のある模様や動物を描いた。ジャングルを思わせるエネルギッシュなルックスに仕上げた。
スニーカーをじっくり見ていると、なんだかすべてのアイテムが“2つ一緒になると完璧なペアになる”ように思えてくる。親子でこれを履いたらお洒落にキマるだろう。
スニーカーには、専用のシューズバッグもついてくる。
大人は巾着、キッズはナップサックになっていて、持ち運びにも便利だ。ここでもバッグは裏表に異なる2つのデザインが施され、スニーカー&シューズバッグのペアで賑やかな雰囲気が楽しめる。
さらにこのコラボでは、不思議な生き物たちが描かれたトートバッグや小物類も登場する。
トートバッグは、群馬県桐生市で織り上げたオリジナルジャカード生地を使用。カラフルなハンドルはレザーを使うことで、上品な印象に仕上げた。適度な厚みと大振りなサイズで使い勝手も良い。チャームをつけて組み合わせて楽しむのもおすすめだ。
今回のコラボについて、鈴木氏はこう話している。
「靴に色柄が必要かと言われると、必ずしもそうではない。だけど色柄があると、とても楽しい気持ちになれる。それをこのスニーカーで表現しました」。
左右異なるデザインが楽しめるコラボスニーカー。こんな愉快な靴を履いたら、足元を見るたびに明るい気持ちになれるだろう。
[問い合わせ]カンペール03-5412-1844
www.camper.com/ja_JP/※発売日は店舗によって前後する場合があります。POW-DER=文