大一番のプレゼンテーション。勝負靴で気持ちを引き締める
腕時計13万円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチ 0120-061-012)、ジャケット7万5000円、パンツ2万8000円/ともにエストネーション×リングジャケット(エストネーション 0120-503-971)、ニット3万円/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238)、ソックス3300円/パンセレラ(真下商事 03-6412-7081)、靴17万5000円/ジョンロブ(ジョン ロブ ジャパン 03-6267-6010)今日のプレゼンは、どうやらアウェーのタイトルマッチになりそうだな。そんな気がしてならない。
なにしろ社内のリモートワーク体制移行の提案だ。頭の堅い重役連中や、数字ばかり追っている経理部門が何を言い出すか。提案が否定されるだけでなく、逆にオフィスやコストの削減にうまく利用されたり、社員の負担が増したら意味がない。そんなプレッシャーにここ数日悩まされていた。
ひるみそうな気持ちを奮い立たせようと、勝負靴にしているジョンロブの靴紐をもう一度結び直した瞬間だ。ふと最近読んだ本にあった一節を思い出した。
それは“他人の靴を履いてみる”という、相手の立場に立って考えるという比喩だ。もしかしたら今自分に必要なことかもしれない。

異なる意見を敵視し、相手を言い負かし、自分にとっての正義を一方的に押し付けようとしていないか。プレゼンは決して勝ち負けではない。本来は互いを尊重し、知恵を出し合い、解決策を導き出すクリエイティビティのはず。
そう思った瞬間、説得材料として用意していた資料が意味のないものに感じられた。
さて、どう向き合うかな。ふっと気持ちが軽くなり、頭の中もクリアになったようだ。そろそろ時間だ。腕元のダイバーズウォッチの回転ベゼルを分針に合わせた。
自分にとって新たな挑戦の時間が始まろうとしている。
セイコー プロスペックスの詳細はこちら 変化する生活様式に合わせて家族キャンプにトライ
腕時計13万円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチ 0120-061-012)、フリース2万1000円/ゴールドウイン(ゴールドウイン 丸の内 03-6268-0037)、Tシャツ8250円/バテンウェア(アリガインターナショナル 03-6659-4126)、パンツ1万3000円/ワイルド シングス(インス 0120-900-736)、ソックス2300円/ノンネイティブ (ベンダー 03-6452-3072)、ブーツ3万7900円/レッド・ウィング(レッド・ウィング・ジャパン 03-5791-3280)いつもとは違う日常が続く中、気分転換に家族を初めてのキャンプに誘った。
これまで仲間やソロで、子供が生まれるまでは妻ともキャンプを楽しんだものだが、家族ではこれが初めて。自然に囲まれ、すべてが物珍しい子供だけでなく、はしゃぎ回る姿をハラハラして見守る自分にとっても新鮮な体験だ。
だが一方で、彼らには普段のように遊び相手をしてくれないのが少々不満のようだ。なにしろ今日の父は、テントの設営や夕食の支度、シュラフの準備やらで忙しい。
気付けば夕暮れ。ようやくひと区切りがつき、コーヒーを淹れて思い知った。平穏な一日を過ごすには、やらなければいけない大切な仕事がたくさんあることを。
それなのにいつもそれを彼女ひとりに任せ、手を差し伸べていなかったのではないか。こちらに向かって笑顔で手を振る、妻へのお詫びと感謝で胸がいっぱいになった。

夜の帳が下り、初めてのテント泊に興奮していた子供たちも寝静まったようだ。深まる静寂と闇の中、家族を起こさないよう、腕元のダイバーズウォッチにミニライトを当て、時間を確認した。まだこんな時間か。
ふと思った。この先どんなに生活が変わったとしても、この安らかな時を忘れることはないだろう。初めての家族キャンプのように、たとえ不器用でもいつまでも守っていこう。
ほのかに灯る針の蓄光が強くそう決心させた。
セイコー プロスペックスの詳細はこちら※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール
[問い合わせ]セイコーウオッチお客様相談室0120-061-012 渡辺修身=写真 来田拓也=スタイリング 竹井 温(&’s management)=ヘアメイク 柴田 充=文