オーダーシャツと聞くとフォーマルな印象を持つかもしれない。
だが実際は、オーバーシルエットにしたりデニム生地でオーダーすることだってできる。そう、肩肘張らずに楽しめるものなのだ。
ファッション界のレジェンドと呼ばれる大坪洋介氏も、オーダーシャツを自由に楽しむひとり。リーバイスをはじめ、名だたるブランドのディレクターを務めてきた彼は、若い頃から“自分へのご褒美”としてシャツをオーダーしていた。
そんな彼のお気に入りが日本橋三越本店のパーソナルオーダーサロン。ここで大坪氏がオーダーしたシャツが、このたび特別に入手できるという。
「キレイ目なカジュアルシャツにしたかったんですよ」と話す大坪氏。靴に例えると、ドレスシューズほどかしこまらず、かといってスニーカーほどくだけていない、そんなシャツを目指しているという。
まずはコチラのオックスフォードシャツを見て欲しい。程よいフィット感のシンプルなシャツだが、ターンアップカフスやボタンダウンなどのディテールに大坪氏のこだわりが凝縮している。大人の“遊びの利いた1着”と言えるだろう。
さらに遊びの利いた、ストライプのシャツも制作。目を凝らして見てみると……。
身頃やカフスの縦縞と横縞が交錯し、クレイジーパターンになっているのだ。このさりげない洒落感は、さすがである。
実はこのストライプシャツ、オーバーシルエットになっているのにも理由がある。
白いオックスフォードシャツの上に羽織ることを想定して仕立てているのだ。大坪さん曰く、白シャツのカフスをストライプのシャツの上に捲り上げて着るのもおすすめだという。うん、確かに格好良い。
スリーブが太めなので、ニットをレイヤードしてもサマになる。
どちらのシャツも素材には肌ざわりのいいコットン100%を採用。国産生地を用いることで、手の届きやすい価格での販売が可能になった。オーダー初心者でも、気軽に楽しめるのがうれしい。
このシャツの発売を記念して日本橋三越本店では、1月26日(火)までの期間限定で、オーダーシャツイベントを開催。期間中はこの2着をベースに、色やディテールを自分好みに変えて、シャツオーダーができる。
また、1月23日(土)と24日(日)には、大坪氏が来店し、販売会も行われる予定だ。本人に着こなしのアドバイスが受けられるかもしれない。さらに今後は、ECでの販売も検討しているとか。
カジュアルなシャツを仕立てるのは新鮮だし、レイヤードできるシャツという発想も面白い。オーダーを通して、ファッションの新しい楽しみ方を発見できそうだ。
[イベント詳細]「パーソナルオーダーサロン オーダーシャツイベント」期間:2021年1月13日(水)~26日(火)※大坪洋介氏 販売会 1月23日(土)、24日(日)場所:東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越 本館2階 パーソナルオーダーサロン営業:10:00~19:00 不定休※新型コロナウイルス等の影響により変更する可能性あり
特設サイトはこちら[問い合わせ]日本橋三越本館2階 パーソナルオーダーサロン03-3241-3311(大代表)POW-DER=文