ゆったりしたパーカにドローコードの付いたイージーパンツ。
これぞオーシャンズ、と言いたくなるナイスガイこそ、元福岡ソフトバンクホークスの名投手、斉藤和巳さんだ。
引退後は、野球解説者やタレントとしても活躍中。選手時代には、専属のスタイリストにクローゼットの管理を依頼していたほどの服好きだという。192cmもの長身というだけあって「サイズがない」のがお悩み。失敗談も数知れない。
「選択肢がまったくないんですよ。購入する優先事項はまず入るかどうか。少しでも気に入ったら、着られる服なら即購入。でも、家に帰ってから、コレ何と合わせるの?って。結局、着ないままタンスの肥やしに(笑)」。
そんな斉藤さんが、大柄ゆえに選択肢が少なかった自らの経験を踏まえて立ち上げたブランドが、ダブルシックスだ。
「選手時代も今も移動が多いので、飛行機、新幹線、クルマなどでも快適に過ごせるリラックス系の服が好み。でも、大きいものを選ぶとルーズになったり、サイズがなくてピチピチだったりと、なかなか理想の服に出会えなかったんです」と動機を語る。
高身長の人が悩みがちな裾や丈は、あえて長さに余裕を持たせたり、ルーズに見えないパターンにしたりと、ならではの配慮がなされる。サイズはS〜XLに加えて、自分好みにお直しが可能な、大柄&スポーツ体型のためのアスリートサイズも用意。
「高身長の人だけでなく、サイズのバランスに苦労している人には、改めて服を選ぶ楽しさを感じてほしいですね」。
球界を率いた元エースがファッション界をも牽引することになる?