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7時間睡眠なら体重増加のリスクが50%低下

──ほかにも痩せるために良い方法はありますか?
ずばり睡眠です。痩せたいなら、睡眠は1日7時間は確保したいところです。睡眠時間が7時間の人と5、6時間の人では、体重増加リスクが50%以上の差があるといわれています。
年末年始の不規則な生活習慣を引きずって、なかなか寝付けない人は、朝や日中に適度な運動をしましょう。そうすることで、夜に自然と眠くなるはずです。あとは就寝前にカフェインを控えたり、夜中にブルーライトを目に入れないことも熟睡のコツです。
──お風呂で体を温めるのはどうでしょうか?
有効です。シャワーで済ますより、湯船でじっくり温まったほうが全身の血行が良くなるため、ダイエットにも良い影響を与えます。
また、入浴によって深部体温は上昇し、その後、急降下するんですが、この温度差が入眠をスムーズにするといわれています。ただし、睡眠直前の入浴はまだ体が冷めていない状態なので、できれば就寝の約1時間前には入浴を終えましょう。
──ダイエットのモチベーションが持続するかが心配です。
体重が気になる人はまず、毎日体重計に乗る習慣をつけてください。こまめに体重をチェックしていけば、何をしたら、何を食べたらどう体が変わるかが把握できるようになります。ダイエットアプリを使って、体重や摂取カロリーを管理するのも効果的です。
また、誰かと一緒に取り組むといいでしょう。家族や友人とモチベーションを高め合ったり、アプリのダイエットコミュニティに参加するのもいいですね。ひとりで行うよりも、客観的な評価があったほうがモチベーションは維持しやすいですから。

正月太りを解消するには、栄養バランスの取れた食事と適度な運動、そして規則正しい生活がものをいう。極端なダイエット方法に走らず、少しずつ生活を整えていくのが良さそうだ。
 
押条良太(押条事務所)=取材・文


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