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「街」を想定したダウンジャケット

生地を薄くすれば軽くなるのは理解できるが、同時にパフォーマンスも落ちるのでは?
「表地が2012年のナイロンキャンバス素材から、現在はパーテックス・リサイクル・ポリエステル 100%に変わっています。生地を薄くすればするほど耐久性とのバランスが出てきますが、街使いの製品は保温性やしなやかさも求められます。
製品のデザインは、求められる機能性や、何処でどう着るのか、どんなシルエットがフィットするのか、ということから決めていきます」。
最後にサイズ選びのポイントをうかがおう。
「メンズ・ビビー・ダウン・ジャケットはレギュラーフィットなので、細身すぎず、大きすぎない適度なシルエットです。例えばベースレイヤー、シャツ、厚手のフリースを着て、そのうえにダウンを着る方ですとワンサイズアップする方もいらっしゃいます」。
さらに、「身長183センチの細身の方がMサイズを着ることもあります。ただ、サイズを大きくするほど身幅がどんどん広くなるため、隙間から冷たい風が入ってきてしまいます。インナーにどういった重ね着をするのか、それで動きづらくないかなど、好みや目的に合わせて選んでいただきたいと思います」とのこと。
オーバースペック一辺倒だったダウンジャケットシーンに一石を投じる「メンズ・ビビー・ダウン・ジャケット」こそ、僕らが求めていた逸品かもしれない。ベージュ、グレー、グリーン、ネイビーの4色展開で発売中だ。
 
「ザ・ベストダウン 2020」とは……
冬アウターの王様、ダウン。その温かさ、存在感、使い勝手の良さはアウター界で他の追随を許さず、だからこそ各ブランドは毎冬、渾身作を世に送り出す。さぁ、2020年のキング・オブ・キングスを決めようか。
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中田 潤=取材・文


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