その③ 小さい頃から“本物指向”に

祐介　お、この木琴、すごくいい音。

祐介　最近、息子は音楽にも興味を持ち始めたんです。だから楽器のおもちゃもいいなって。よく妻が家でノリノリの音楽を流すんですが、息子はそれにノッてえげつないほど激しく踊るんです。親バカですが、このリズム感は天才かも（笑）。
中西　はい（笑）。これはすべての「あそび道具」選びに共通することですが、ぜひ“本物”を選んでください。子供が初めて演奏する楽器は、ほとんどの場合“おもちゃ”ですよね。だからこそ楽器のおもちゃは、いい音にこだわった本物であるべきと考えています。
ボーネルンドでは、こんなに小さな木琴でもきちんと調律してありますし、音色にもこだわっています。そのほうが、子供の感性も豊かになると思いませんか？

祐介　なるほど。そういえば、前に息子とここに来たとき、この［おさかなシロフォン］を無心に叩いていたんですよ。楽器のおもちゃが好きなのかな？って思ったんですけど、別の日におもちゃの量販店に行ったらすぐ飽きちゃった。単に今日は気分が違うのかと思ったけど、本能的に本物との違いを感じとっていたのかもしれませんね。
 
中西　それはあると思います。ちゃんと音が出ないと子供だって面白くないですもん。
 
祐介　子供が遊ぶものだからって侮っちゃいけない。おもちゃだからこそ、本物にこだわるべきなんですね。納得！
中西さんからの回答に、感心しっぱなしの祐介さん。さて、次回は、この時季に外せないクリスマスプレゼント選び。これまで学んだことを踏まえて、ガチで選んでいきます！
清水健吾＝写真　小林雄美＝ヘアメイク　髙村将司＝文