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お悩み②  “キャラもの”ってどう?

祐介 いつかは通る道だと思うんですが、なるべくキャラもののおもちゃは避けたいって思っちゃうんですよね。なんか中毒性があるような気がして……。
 
中西 キャラものはインパクトが強いですからね。うちの娘も、家では観せていないアニメのキャラクターを、いつの間にか保育園で全部覚えてきたりします。

祐介 やっぱどこの家でもそうなんですね(笑)。
中西 男の子はヒーローに、女の子はプリンセスに憧れる傾向は強いと思います。自分の子供の頃を振り返れば、当然のことですよね。
祐介 キャラクターの話題についていけないと、保育園や学校などで仲間外れになるって話も聞いたりして。「○○くん、なんでキャラものの服を着ないの?」って友達から言われたりすることもあるようなんです。
中西 上手に付き合っていくことは大切だと思います私の場合は、キャラものに対しての考え方を変えてみたんです。
祐介 どういうことですか?
中西 よくよく考えてみると、キャラクターの出てくるコンテンツ自体はいいものなんですよ。じゃあ、親は何に違和感を感じるのかそれって物語やキャラクターが悪いわけじゃなくて、大人たちが、子供の物欲を強く刺激するような商品を作っているからなんですよね。大人の事情を取り払って純粋な目でキャラものを見ると、以前より受け入れられるようになりました。
 
祐介 なるほど。一旦フラットに考えたほうがいいってことか。
 

お悩み③ タブレットって、要りますか?

祐介 騒ぐ子供に、タブレットをわたすとピタッと大人しくなる。知り合いの家でもよく見かける光景なんですが、どうなんですかね?
中西 タブレットには動画やアプリなど、子供の好きなものが詰まってますからね。
祐介 子供を大人しくさせるっていう効果を知っているので、つい頼りたくなりそうです。うちの息子も今、『きかんしゃトーマス』にハマって、アニメを観ながら「シュッシュー」ってモノマネするんですよ。だからそのうちタブレットでも観たいって言い出すかもなって。
 
中西 子供がタブレットに興味を持つのは当然のこと。例えば、電車に乗っている大人は、片手にスマホやタブレットを持っていますよね。それを目にしている子供たちは、大人と同じことをやりたいと思うに決まっています。なのに「あなただけはダメ」と禁止するのは子供にとっては不条理。「大人はみんな、持ってるじゃん」ってなりますよね?
祐介 そうですね。中西さんはどうしてますか?

中西 我が家では、タブレットを子供と一緒に楽しむようにしています。これも、キャラもののと同様、親がなんで悪いと感じるかを考えるといいでしょう。タブレット自体が害悪ではない。動画に付随する大人向けの広告や、没頭しすぎて親とコミュニケーションが不足してしまうということが挙げられると思います。だったら、タブレットは親子で一緒に観るようにして、コミュニケーションの手段として使えばいいんです。
 
祐介 うちも、テレビはそんな感じで子供と一緒に見ています。リビングで息子が『きかんしゃトーマス』を観ているとき、後ろにいる僕のほうをたびたび振り返って笑うんです。そのときに何か声をかけられるように、常に彼の様子を見ながら、スタンバイしています。
中西 祐介さん、バッチリです! 
祐介 大事なのはコミュニケーションなんですね!
遊びについての悩みが解決し、すっきりとした様子。
中西 そのとおり。いまや学校の授業でもタブレットが使われる時代ですから、子供から遠ざけるより、むしろコミュニケーションを取りながら、上手な付き合い方を教えてあげるべきでしょう。遊びのなかでタブレットを上手に取り入れることは、私たちボーネルンドにとっても課題です。


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