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たとえ自宅近くでも、アクティブライフは楽しめる

本国スウェーデンで2018年に登場し話題を呼んだルーフトップテントが、満を持して日本に上陸。紫外線やカビへの耐久性に優れた高品質なシェル素材を採用し、底面には6.5cm厚の高密度マットレスが付属する。四方がメッシュパネルとなっており、十分な通気性と換気を実現。大人2名が快適に過ごせるサイズのこのテントで、新たなアウトドア・ファンライフを過ごしていただきたい。「テプイ エクスプローラー エアー 2」 H99×W122×D213cm[使用時] 29万円/スーリー(阿部商会 0800-100-4182)
’20年夏、日本初上陸となったスーリーの新製品がある。それが右ページ上のルーフトップテント。デビュー時に紹介した記事も大きな反響を呼んだ。
「他社のルーフトップテントを積んだお客様から多くの質問が寄せられていたのです。“テントは作っていないのか?”と。このカテゴリーはグローバルに成長しているうえ、ブランドの性格にもハマると直感しました」。
確かに近年日本でも、ルーフトップテントを積みサーフィンやスキーを楽しむ人たちがますます増えてきたと実感する。家族単位で、オープンエアで遊べるルーフトップテントは、コロナ禍でレジャーを楽しむための優秀なギアという側面もあるのかもしれない。
「’20年の3月中旬から5月にかけて、売り上げは大幅に減少しました。でも一方で6月から9月にかけては、’19年を上回る売り上げを達成。これはきっと、アクティブに過ごしたいという消費者のマインドが高まったからだと思います」。
来る’21年にはさらに多くの製品をリリース予定。新型のルーフトップサイクルキャリア、カメラ用バックパックなどなど、である。
「まだまだありますが、そのほかは内緒です(笑)。世界的なコロナ禍のなか、やはり長距離移動への不安は拭いきれません。ニセコのパウダースノーを楽しんだり、ノースショアへ最高の波を求めに行くことは、今は難しい。でも、マウンテンバイクを積み街外れまでドライブして、親しい仲間と過ごす……それもまた、豊かなアウトドアライフのひとつです。どんなときでも、アクティブに人生を楽しむことが大切なんです」。
 
※1 パイク
カワカマス科の肉食淡水魚で、北半球に広く生息。ヨーロッパでは食用として、またゲームフィッシュとしても古くから親しまれている。
鈴木泰之=写真 加瀬友重=編集・文


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