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「スケートボード」の4種目

スケートボードは滑るコースや場所などに応じていくつかの種目が存在する。東京オリンピックでは「ストリート」「パーク」の2種目が行われることになっており、今回は代表的な4種目を紹介しよう。
ストリート
「ストリート」は街中の階段や手すり、ベンチや縁石などに似せた構造物が設置されたコースで行われる。選手は1人ずつ競技を行い、構造物を使ったトリックの完成度やオリジナリティをもとに採点され、その得点を競う。
構造物にデッキをあてて滑る「スライド」やトラックと呼ばれる金属部分をあてて滑る「グラインド」、ボードと共にジャンプする「オーリー」、そしてボードを回転させる「フリップ」など、様々なトリックを組み合わせ、試技を行う。オリジナリティ溢れる、スケーターそれぞれのスタイルに注目しよう。
佐川涼 / photo by tabasa
パーク
「パーク」では大きなお椀をいくつも組み合わせたような複雑な形の窪地状のコースで行われる。コースには大きな湾曲、傾斜がつけられており、その傾斜を利用して空中へ飛び出すエアトリックが競技の中心となる。直線的でスピーディな「ストリート」とは一味違った、アクロバティックでダイナミックなトリックを見てほしい。
内田怜臣 / photo by AYATO.
バーチカル
「バーチカル」は大きなカマボコを横から見たような形状をした急傾斜のついたコースを往復して、ターンやエアトリックの完成度を競う競技。スノーボードのハーフパイプにも似た競技だ。その高さはなんと3〜4メートルにもなり、圧巻のトリックには会場から大きな歓声が飛ぶ。
photo by kazuki
フリースタイル
「フリースタイル」は平面上で音楽に合わせ、回転技を中心とした自由演技でオリジナリティや完成度を競う競技。フィギュアスケートのように連続でトリックを繰り出しつなげていく。まるでダンスを踊るようにスケートボードを操るスケーターの技術は必見。


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