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ヘッド形状による炎の違いがバーナーの性格を決める

バーナー
このような炎の立ち上がり方が「直噴型」。小さな出力でも効率良く熱を伝えられることがメリット。
バーナーヘッドの形状の違いは、炎の形状の違いにも繋がる。
炎の形状は大別して2つ。炎が細く真っ直ぐ立ち上がる「直噴型」と広い炎が出る「拡散型」に分けられる。より細分化もできるが、まあこの2種類を頭に入れておけば、大抵のバーナーの違いは把握できるだろう。
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炎が広がる「拡散型」やヘッド自体が大きいモデルのほうが、調理時の使い勝手がいい。
「直噴型」は炎の幅が狭いことが特徴で、クッカーの中心部に無駄なく熱を伝えられるため、熱効率に優れる。反面、1点に熱が集中するので薄いクッカーを使うと火の当たる場所だけ焦げ付きやすいのがデメリット。効率良くお湯やスープを沸かしたい時に向く形状と言える。
対して、「拡散型」は鍋底の広い面に熱が当たるため、満遍なくクッカーに熱が伝わる。しっかりした調理に使いたいならば、このタイプが向いている。
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最大出力値=お湯の沸く速度ではないカラクリ

バーナー
寒い時期のキャンプや山では早くお湯が沸かせるバーナーの貴重さを体感するだろう。
「最大出力」という数値を見たことはあるだろうか。
これはバーナーのパッケージやカタログには必ず表記される、火の強さを示す数値のこと。数字が高ければ高いほど純粋に火力が強いことを示す。
しかし、この数値が高い=早くお湯が沸くわけではないのが、アウトドア用バーナーの選びの難しいところである。
バーナー
数値通りだと思っていいのは、無風状態で温かい室内でのみ。実際にフィールドで使うとさまざまな要素が複合的に影響する。
例えば、寒冷地でもあっという間にお湯を沸かせることで知られる名機「ジェットボイル」の最大出力値は「2269kcal/h」ほど。
数値だけで言えば、他社で「4500kcal/h」と2倍もの数値を誇るモデルもあるが、同じ量のお湯を沸かすためにかかる時間は、使用状況によってはジェットボイルに軍配が上がることもある。
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ジェットボイルは集中的に炎が真ん中に集まるヘッド形状+専用クッカーの組み合わせが熱効率を最大限高めている。
その理由は、寒さや風によって、数値通りの実力を発揮できないバーナーが少なくないからだ。火力だけでなく、ヘッド形状と使用するクッカーの相性、風や寒さに強い構造など、アウトドアで調理をするためのバーナーには多くの要素が求められる。
また、出力値が大きいバーナーは燃料の減りも早いため、「燃費」についても頭の片隅に入れておきたい。
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