[夜が最高なジム]
幻想的な東京の夜を見ながら心身ともにリラックス
良質な集中力を生み出す静けさ。ジムを選ぶ際に、この要素を重視するトレーニーは多い。東京には多くのジムが存在するが、“最も静かなジム”を挙げるなら、「パーク ハイアット 東京」のクラブ オン ザ パークが断トツだ。
そもそもこのホテルのコンセプト自体が客室数を177室に限定したスモールラグジュアリーホテルであり、ジムを使用できるのは、16歳以上の宿泊ゲストとクラブ会員のみ。総床面積は都内最大級の約2100㎡で、ロケーションは地上180mに位置する45階と47階。都会の喧騒から完全に遮断された空間でゆったりとワークアウトに集中できる。
なかでも最高に気持ちいいのが夜の時間帯だ。宝石のようにネオンがきらめく東京の高層ビル群を見下ろしながらランニングマシンを使えば、まるで空を駆け巡っているような気分が味わえるし、ヨガレッスンを受ければ、宇宙に近づくような深いリラックス感を味わえる。
設備もホスピタリティも満点。45階には7つのプライベートトリートメントルームをはじめ、ジャクージ、ドライとスチームの2種類のサウナ、360度ボディシャワー、マッサージルームなどが、47階には20×8mのプールやアスレチックジム、スタジオなどが設けられている。クラブ会員向けメンバーズパーティを定期的に開催し、ビジネスのコネクションづくりにもひと役買っているとか。
入会金は200万円、保証金300万円(ともに税込)、年会費30万円(税抜)とかかる費用も都内随一だが、入会希望者はあとを絶たないという。その価値があるかどうかは、一度ここで汗を流してみれば、はっきりとわかる。
押条良太(押条事務所)、髙村将司=文