’90年代ハイテクスニーカー・ブームを真正面からくらったオーシャンズ世代にとって、インスタポンプフューリーはやはり特別な存在である。
そんな時代の寵児がこの冬、“アニマルパック”となって登場した。これが程良くシブいのよ。
ベースは黒を基調としているが、アッパーの随所でアイコニックなレオパード柄が存在感を発揮。起毛感のあるプリント素材だからエレガントで、何とも大人びた表情を見せてくれている。
’94年のファーストモデルから継承される革新的なポンプテクノロジーを搭載したシルエットは、2020年の今見ても近未来的だ。そこにレオパード柄を合わせることで、エネルギッシュでワイルドな印象が加わっている。
インパクトはあるが派手すぎず、むしろポンプフューリーのデザインと絶妙にマッチ。全体的にアーバンなスタイルにまとまっている印象だ。単調に纏まりがちな冬のコーディネイトにも確変を起こせるに違いない。
言わずもがな、基本的にアニマル柄は派手。一歩間違えば、ファッション的な大怪我につながる。けど、ポンプフューリーという圧倒的なベースの上で取り入れるアニマル柄は、大人にとって“用法用量を守っている”と言える。
さぁ、虎穴に入って虎子を得よう。まぁ、豹だけど。
[問い合わせ]リーボック アディダスお客様窓口0570-033-033原嶋鉄人=文