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最大の特徴は「日本一のモグラ駅」にあること

ホームから見上げる地上は遥か彼方。階段は462段もある。ひー。
土合駅がプロジェクトの場に選ばれた最大の理由は、駅としての純粋な魅力にある。実はこの土合駅は「日本一のモグラ駅」として電車好きの間では言わずと知れた超個性派無人駅なのである。
「モグラ駅」とは地下トンネル内にある駅の総称で、土合駅は地下70mと全国に数あるモグラ駅の中でもダントツの深さに位置する。地上の改札から地下のホームまでエスカレーターやエレベーターはなく、462段にも及ぶ階段を約10分かけて下りなければならない。地上に戻る手段ももちろん徒歩のみ。
階段の途中には休憩用のベンチが設置され、地上への出口には「お疲れさまでした」と書かれていることも納得のキツさだ。
通年温度変化が少ない地下ホームの利点を生かし、クラフトビールの熟成にも活用。来年開催予定のイベントで振る舞う予定だ。
 

宿泊は最新鋭のインスタントハウスで

モンゴルのゲルを最新技術で再構築したような宿泊施設。災害時の活用も期待されている。
宿泊施設は、このテントである。
これは開発されたばかりの最新鋭のインスタントハウスだそうで、空気で膨らませたドーム型テントに発砲ウレタンを吹き付けて形を作っている。大人4人で持ち運べるほど軽量だが、頑丈かつ高い断熱性を誇る画期的な構造だ。
外が雪でも内部は快適そのもの。現在は、定員2名が3棟、定員4名のインスタントハウスが1棟あり、順次増設予定。
雪が降り積もる昨冬〜春に実験的に営業したときも、外気温が余裕で氷点下を下回る中、室内は快適な温度が保つことができたそう。室内からは地上を走る電車を眺めることもできる(地下ホームは下り線で上り線のホームは地上にある)。
奥の赤い屋根が土合駅の駅舎で白い建物4棟が宿泊施設。


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