ヴィンテージファブリックからリメイクアイテムを作り出す「レディメイド」。有名アーティストなどとのコラボも多く多方面から人気を集めているが、新たな取り組みとして椅子を作り上げた。
それがコレ。
レディメイドのクリエイティブは、“破棄されていくモノを循環させ、価値あるモノに生まれ変わらせる”というアップサイクルな姿勢がコンセプト。
お馴染みのミリタリーファブリックのリメイクにも、反戦や、大量生産へ異を唱えるメッセージが込められている。
話を今回の椅子に戻そう。
フレームにはペットボトルのキャップをリサイクルした素材を使用。これは海洋プラスチックへの問題提起で、モザイクのような柄は、ゴミが海に浮いている様子からインスピレーションを得たという。
座面はラタンの編み込みで、職人の手仕事によるものだ。裏には職人のサインと製造年月日、ブランドロゴが刻印されている。
発売は2021年夏を予定。海洋ゴミがなくなり、この椅子も本来なら生まれなければ言うことなかったはず。世界が抱える共通の問題にデザインの力で向き合うレディメイドとともに、自らの生活も振り返りたい。
[問い合わせ]アントラクト03-5774-0733www.readymade-official.com