本日は、ユニクロとジル・サンダー氏によるコレクション「+J」の発売日。伝説コラボの復活を待ちわびていた人も多いに違いない。
これまでオーシャンズでは、本コレクションの見所を3回にわけてお伝えしてきた。
でも、結局「どれを選べばいいか迷うわ……」という人へ向け、今回は総まとめ編として、特に押さえておくべきアイテムを5つ紹介しよう。
ダウンとパーカのイイトコ取り
まずは、本コレクション最注目のダウンジャケットだ。全5型ある中で、悩みに悩んでセレクトしたのがこのモデル。
ジル氏の世界観をそのまま体現したかのような洗練されたルックスにウットリしてしまう。止水ジップや袖先に配された面テープ、表面に施された撥水加工など、スキーウェアやマウンテンパーカを彷彿させるデザインに仕上げている。
一方、ミニマルな見た目とは変わって、中身には、街着としては十分すぎる640フィルパワーのダウンと吸湿発熱綿を部位ごとに使い分けている。
生地が丈夫なので、末永くお付き合いできる。まさに長期的視点で考えても買って損のない1着だ。
価格以上のカシミヤ混コート
ロング丈のコートをお探しの方にぜひ手に取って欲しいのがコレだ。カシミヤとウールによる上質な風合いと、深いネイビーによる相乗効果で大人の品格が漂う。
特に感動したのは、絶妙なユルさ。計算されたオーバーシルエットで、体のラインが美しくまとまる。さらに、その見た目から想像されるような重量感がなく、カーディガンや薄手のジャケットの上からさらりと羽織れる。
一般的な“ユニクロ価格”から考えれば、少し高級に感じるかもしれない。しかし、間違いなく値段以上の魅力を備えている。
1枚で主役級の白シャツ
ジル氏は「ジル・サンダー」のデザイナーを務めていた当時から、シャツに並々ならぬこだわりを見せていた。こちらにもそんな彼女の美意識が存分に反映されている。
素材は上質なスーピマコットン100%で、襟はノーカラー。さらには、比翼仕立てで、「+J」の「+」を表現するかのように、比翼の前立てと同じ素材を横ラインに用いている。
シルエットは、前見頃より後ろ身頃の幅を大きくすることで、立体的でゆとりのある作りに仕上げた。シンプルだが抜群の存在感を放ち、これ1枚だけでコーデもばっちりキマる。
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