「部長びんびん“着回し”物語 Season6」とは……昨日はギクシャクした家族関係を改善するはずが、失敗に終わってしまった。いたたまれない気持ちを切り替えるべく、向かったのは愛車が待つガレージだ。
Day 9 SUN.
電気自動車らしからぬ強烈なパワー。この車を操るということは「運転」ではなく「演奏(プレイ)」だ
在宅時間が増えて良かったことがもうひとつあった。それは愛車と過ごせる時間が増えたこと。
家に居て息が詰まると、ユースケはガレージへ向かう。近づいてキーのボタンを押すと、主人を待っていたといわんばかりにLEDヘッドライトを輝かせるのだ。この愛車は春先に納車されたメルセデスの電気自動車「EQC 400 4MATIC」。
昨冬、ふらりと立ち寄ったディーラーで試乗して、電気自動車とは思えぬその野性的な走りに魅了された。電気自動車ならではの静音性はそのままに、フロントとリアに搭載された高出力モーターが生み出す最高出力は408PS、最大トルクは765N・mにも及び、発進時から強烈なパワーとトルクを実現する。
冬の冷たい雨が路面を濡らすこの日は、ヘアカーフの神秘的な色みにひと目惚れして買ったベルルッティのレザーブルゾンにカシミヤのタートルネックニット、そして愛用のデニムというブルーのワントーンコーデで車に乗り込んだ。コースはいつもの首都高速湾岸道路、そしてBGMはビル・エヴァンスのリリックなピアノジャズで。
着回しアイテム【5】「ベルルッティ」のブルゾン最高級ヘアカーフが贅沢に使われた、フライトジャケット風のレザーブルゾン。独自の色付け技法・パティーヌによるスポット柄がモダンなスパイスに。裏地はカリグラフィの総柄プリント入り。104万5000円/ベルルッティ 0120-203-718
【14】「ブルックス ブラザーズ」のニット一枚でも良し、ジャケットインにも良しな万能タートル。カシミヤ100%のミドルゲージニットだ。5万4000円/ブルックス ブラザーズ(ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-02-1818)
【15】「ブラスバンド」のデニムややテーパードがかった中庸なストレート。岡山県の有名デニムメーカー謹製で、ボディは、旧式織機で織られたジンバブエコットンの13.5オンスデニムを使用している。2万800円/ブラスバンド(リアルスタイル 0745-43-6355)
ユースケの愛車「EQC 400 4MATIC」その運転レポート動画も公開中。併せてチェックを!
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