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2020.11.03

ファッション

超高級素材を使った「ロロ・ピアーナ」の極みの世界。袖を通したい厳選服

ロロ・ピアーナがほかのブランドと決定的に違うのは、出自が毛織物のサプライヤー(供給元)という点だ。
創業は1800年代初頭にまで遡り、1920年代以降は高級ウールとカシミヤのサプライヤーとしてヨーロッパで確固たる地位を築く。
現在では貴重なベビーカシミヤ、アンデス産のビキューナ(ラクダの一種)といった超高級素材を世界中のブランドに提供する唯一無二の存在であり、ラグジュアリーな服を自ら作り出すメーカーでもある、というわけだ。
素材の良さを味わう服。世界中に高級素材を提供する「ロロ・ピアーナ」の厳選ウェア
深みのあるワインレッドのVネックニットは、青のニットに比べるとやや厚手。ベビーカシミヤを贅沢に使った一着。14万6000円/ロロ・ピアーナ(ロロ・ピアーナ ジャパン 03-5579-5182)
グルメでいえばあらゆる食材に精通する腕利きシェフといったところ。ならば今年東京・銀座にオープンした旗艦店は、さしずめ旬の食材を用いた料理を楽しむリストランテか。
そこでは今後、ファッションディレクターの小木“Poggy”基史さんとコラボレーションした新ラインも供されるという。
今季何かと目が離せないロロ・ピアーナであるが、その“ひと皿”が素晴らしいのはとりもなおさず素材の素晴らしさにある、と再認識した次第。


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