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2020.11.05

ファッション

フレッドの“黒&白ダイヤ”ブレスが築く、男とジュエリーのいい関係

メンズファッションにおいてジュエリーはやや特殊な存在だ。
バングルやリングは決して嫌いじゃない。むしろ進んで身に着けるが、“石付き”となると所有者数はぐんと減るのではないだろうか。なぜ? これはきっと、ジュエリーの宿命的性質の話。つまり宝石とは本来女性を輝かせるためのものであるからだ。
しかしファッション的にも社会的にもジェンダーレスが唱えられる現代において、その考え方はちょっと窮屈か。いやいや、もっとシンプルに捉えよう。女性たちがフォーマル、カジュアルのシーンに合わせてジュエリーを楽しむように、我々ももっと気軽に宝石を身に着けたほうが、楽しいに決まってる!
そう決心した背中を押してくれるのが、こちらのフレッドのブレスレットだ。
フレッドの “ブラック&ホワイトダイヤ” ブレスレット
シンプルなホワイトゴールドの地金に、精悍な印象を醸し出す黒のテキスタイルケーブル。この組み合わせが我々好みだが、宝石との付き合いに慣れてきたら色違い、素材違いのケーブルを買い足すのもおすすめだ。“その先”を楽しめるのがフレッドのジュエリーの奥深さなのである。ブレスレット74万2000円/フレッド 03-6679-2011、ニット9万4000円/ボーディ(アルファ PR 03-5413-3546)
ヨットのシャックル(連結具)をモチーフにしたバックルが特徴の、「フォース10」シリーズの新作。バックル部分に絶妙に配置されたブラック&ホワイトダイヤにより、黒⇔クリアのグラデーションが表現されている。ああこれなら、と直感する。いつものデニムにもきれいめのセットアップにも、ピタリとハマるに違いないと。
ジュエリーに対する気持ちのハードルをいったんクリアすれば、例えばこのブレスレットを楽しむための着こなしを試してみようか、なんて展開にもなる。グレーのニット&ブラックデニムといった、ワントーンのコーディネイトはどうだろう……というように。
優れたジュエリーは単に気分を上げてくれるばかりではなく、ファッションを楽しむ気持ちを力強く支える存在でもあるのだ。
 
清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文


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