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2020.10.22

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最強シェルが起こす20年目のエボリューション。ティラック×アクロニウム最新作

シトシトと続く秋雨前線、その先に控える冬。カラッとした夏から一転、これからのシーズンは悪天候を考慮した備えもしておきたい。
そこで、今一度自宅のクローゼットを見つめてみてほしい。万全ですか?
もし、少し心許ないと感じた方には、ティラックとアクロニウムの「エボリューションジャケット」をヘビープッシュしたい。
「The 20th Anniversary Evolution Jacket」14万円/ティラック×アクロニウム(バーリオ 075-354-6604)
ティラックは、トップクラスのクライマーをサポートするチェコのブランドだ。
馴染み深いアウトドアブランドのような大規模な生産力は持ち合わせていないものの、生産の全工程を自社工場で一括。世界有数の縫製技術とデザインで、最高品質のプロダクトを世に送り出し、極限状態のフィールドで活躍するプレーヤーたちから絶大な信頼を獲得してきた。
一方のアクロニウムは、アークテリクスやナイキ ACGでもその才能を発揮してきた天才、エロルソン・ヒューが手掛けるブランドである。
彼による欠点のない完璧なコンセプトは、建築家である両親から学んだ合理的な発想に由来。そして、革新的な技術と素材の融合により、ユーザーの想像を凌駕するテクニカルウェアを作り上げている。

エボリューションジャケットは、そんなトップ・オブ・トップの共同開発により、2000年に誕生した。
ベースモデルは、1990年代にティラックが発売したアイスクライミング用ジャケット。そこにアクロニウムが持つナレッジを取り入れることで、まったく新しいフォルムのジャケットとなっている。
この記事で紹介する20周年記念バージョンは、さらなる進化を遂げた4代目である。
ボディには、長年のパートナーであるゴアテックス社が「極限を征する」というコンセプトのもとに展開するゴアテックス・プロを採用。なかでも最も透湿性の高い素材をチョイスすることで、高次元の着心地を実現している。
また、本作では、フードデザインを刷新。ティラックのCEO、ローマン・カムラーは、最新のフードについて「ヒンジを採用しており、調整や締め方によってフードが顔の周りで折りたたんだり膨らんだりします」と解説。ラフに被るときも、悪天候から顔周りを保護するときも、状況に応じて自由にフードの形状をアレンジすることができるという。

極め付きは、ファスナーテープの表面をポリウレタンフィルムでラミネートし、止水性を持たせる処理を施したYKK社のアクアガードジッパーと、ライニングを飾るグラフィックだ。
エロルソンも「より良いものが作れると確信するまで、あたらしい世代のジャケットをリリースすることはありません。私たちのデザインの方法は常に進化していくもので、まったく新しいアイデアを見つけながらそれを何年もかけて少しずつ改良していくものなのです」とコメントしており、最新のエボリューションジャケットには並々ならぬ自信を覗かせている。

ティラックとアクロニウムによる、エボリューションジャケットの20周年記念エディションは、世界200着限定でのリリースとなり、ギアリズムをはじめとする全国のティラック正規品取扱店にて、10月30日(金)午前11時より発売開始。
 
なお、このアニバーサリーエディションを皮切りに、2021年秋にはインラインでも新生エボリューションジャケットが展開されるとのこと。次なる“進化(エボリューション)”が楽しみだ。
 
[問い合わせ]
バーリオ
075-354-6604
市川明治=文


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