顔を踏むようで……、足を向けるなんて……。
横尾忠則ファン、いやアート好きにとって、ある意味で“致命的”なスニーカーが登場した。
アグの人気モデル「CA805」を月ごとに異なるテーマでリリースする「12×12 コレクション」。10月の限定版として発売されたのが、アーティスト横尾忠則の作品がデザインされたこのスニーカーだ。
横尾さんといえば、1960年代から日本のアートシーンを牽引してきた言わずと知れた巨匠。多様なデザインの要素をミックスした、ポップかつ社会性に富んだ作風が国内外で支持を集めている。
1960年代から度々、作品に自身の姿を登場させている横尾さん。こちらのスニーカーは、1973年に発表したシルクスクリーン作品『Self Potrait(セルフポートレイト)』をプリント。
作品の世界観をよりリアルに再現すべく、水色やピンク、黄緑といったビビッドなカラーを各パーツに配している。
また、タンの部分には黄と黄緑のジグザグステッチを施していたり、ボディには作品名である「SELF PORTRAIT」の文字を配すなど、そのディテールに作品への敬意がひしひしと感じられる。
こちらは、裸体の女性や波、ターザンといった横尾さんが考える“ユートピア”を描いた代表作『Wonderland(ワンダーランド)』の世界観を落とし込んだ。
サイドに配された水色の波型パーツには、作品のイメージに合わせて黒色の波線が描かれている。
アウトソールには軽くてクッション性に優れる「トレイドライト バイ アグ」を搭載。履き心地も申し分ない。
「Wonderland」は、そのほか2色をラインナップ。同じ作品をモチーフとしながらもカラーリングの違いで異なる表情を楽しめる。
全アートファン垂涎のスニーカー。「横尾先生の顔を踏みつけるなんて申し訳ない」と思ったあなたは、観賞用としていかがですか?
[問い合わせ]アグ/デッカーズジャパンwww.ugg.com/jp/ugg-12×12/