どこからも海が見えるから
玄関から室内に入ると、吹き抜け空間の明るさに目をしばたたく。1階のリビングは吹き抜けになっていて、2階の大きな窓と1階のウッドデッキに繋がる開口部からさんさんと光が入る。その向こうには、海の風景が広がる。
「家のどこからでも海が見えるから、いつも波を待っている気分になるんだよね」と、マーシーがこの家を波待ちの家と呼ぶのにも納得だ。
吹き抜けのリビングに設置されている階段はスケルトンだから光と風を通し、この空間の開放感を損なわず、黒いスチールの手すりは空間の中にシャープさを添えている。
「2階から降りてくるときにも海が見えるんだよね。階段というより部屋の一部みたいな感じで、お気に入りのスペースのひとつかな」と、マーシー。
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