OCEANS

SHARE

「ホッコリ系ブランドじゃないんですね」

カンペールは丸いフォルムのシューズが広く浸透しているおかげで、“ホッコリ系ブランド”と認識している人も多い。だが、続いて山田さんが手を伸ばしたのは、それとは真逆の印象の[サーキュラー]だ。
「ちょっとウルトラ怪獣っぽいですね」と山田さん。2万7000円/カンペール 03-5412-1844
フロントにジップが着いたブーティタイプの一足は、その見た目に違わずハイテク仕様だ。
最大の特徴は素材にある。アッパーには「ゴアテックス サラウンド」を採用。優れた防水機能とともに通気性も抜群で、シューズのなかに湿気がこもるのを防いでくれる。オマケに止水ジップで完全防水となっている。

スタイリストとして“実務的”に見ても「このシューズの活躍シーンは多そう」と、山田さんはさっそく試着。

「これなら山道や朝露に濡れた芝生のロケでも安心して履けますね。アウトドアシューズなんだけど、フリーハンドで描いたような曲線的なフォルムが、スポーツブランドにはない魅力になってます」。
シューズの詳細はこちら
[トゥギャザー ポップ]はアウトソールに「XL エクストラライト」素材を用いたおかげで、軽量でありながら、耐久性とクッション性も抜群の一足に仕上がった。2万3000円/カンペール 03-5412-1844
さらに“いい意味でカンペールっぽくない”と山田さんが指名したのが、こちらの白いスニーカーだ。実はこれ、スケートブランドのポップトレーディングカンパニーとのコラボレーションモデル。
レザーとファブリックを組み合わせたアッパーには、リフレクターのラインをアクセントに効かせている。ボリュームのあるフォルムでダッドスニーカーのような雰囲気を醸し出している。

「スニーカーってロゴが大きく入っているものが多いけど、これはロゴがないので一気にファッション感が出る気がしますね。スポーティななかにもモードな要素が入っていて、カジュアルにもビジネスにも合うと思います」。
実はこれまでもカンペールは、アパレルブランドとのコラボコレクションを定期的に展開してきた。そのお相手は、99%ISやゴーシャ ラブチンスキーなど、ホッコリ系のイメージからは程遠い存在ばかり。カンペールは、実に多面的な魅力を持つブランドなのだ。
シューズの詳細はこちら
3/3

次の記事を読み込んでいます。