急な雨、近くのコンビニに駆け込みビニール傘を1本購入……とお決まりのパターン。
日本のビニール傘の消費量は年間約8000万本、その多くは半年以内に地球に埋め捨てられているとか。これは、財布にも地球にも優しくない。
そんな状況に警鐘を鳴らすユニークな取り組みが、西武鉄道池袋線(池袋〜飯能駅)で始まった。なんとジップロックで作られた傘をシェアリングするサービスだという。
4社協働によって始まったこちらのサービス「ジップロック リサイクル プログラム」は、3R(リサイクル・リユース・リデュース)で、より環境に優しい持続可能な社会づくりに取り組む。
みなさんご存知、旭化成ホームプロダクツのジップロック製品を、リサイクル企業のテラサイクルが回収し傘へと“リサイクル”。ビームス クチュールのデザインによりファッショナブルな傘へと生まれ変わり、アイカサを通してシェアすることで“リユース”。
そして、アイカサ利用者が増えることで使い捨て傘が減り“リデュース”につながるという仕組みだ。
利用方法はいたって簡単。公式アプリをダウンロードし利用登録をしておけば、駅にあるアイカサの傘立てにあるQRコードを読み込むだけでレンタル/返却ができる。いわば、いたるところに自分の傘立てがあるようなものだ。
利用料金も、24時間中なら何度借りても70円(税込)とリーズナブルだ。同月内なら420円で課金がストップするため使い過ぎも心配ない。
アイカサでは、さらにお得な使い放題継続プラン定額制280円(税込)もあり、同時に2本までレンタル可能だ。
傘のシェアリングサービスを利用することは、使い捨て傘の廃棄問題を考え、環境に配慮した社会に賛同するということでもある。これからの秋雨の季節、このサービスで気分も晴れやかに過ごしてみては?
[問い合わせ]旭化成ホームプロダクツお客様相談室0120-065-402橋本マリア=文