ところで「おはぎは多くのスポーツ選手やアスリートが好んで食べている」のをご存じでしょうか。
おはぎは「最強のアスリートフード」
私は甘いものを食べたくなったら、迷わず和菓子、なかでもおはぎを選びます。さらに言うと、「おはぎで栄養補給をし、体づくりをしている」とさえ言えます。
おはぎは脂質がとても低く、高タンパクで腹持ちがいい、つまりアスリート向けの食べ物といえるのです。
とくにおはぎの「もち米+小豆」の組み合わせは、エネルギー変換スピードが非常に速い。小豆の「ビタミンB群」が糖の吸収をアップさせ、すぐにエネルギーに変わる作用があります。また小豆は「高タンパク・低脂質」で、必須アミノ酸をバランスよく含む良質なタンパク源です。
かつてラグビー日本代表の選手たちも、ワールドカップの「マッチミール」としておはぎをリクエストしたそうです。おはぎは「カーボローディング食」として、アスリートたちの間では定番メニューとなっているのです(「カーボローディング」とは、アスリートなどが競技や試合の前に必要なエネルギーを体内に蓄えるための食事戦略)。
カラダを動かすエネルギー源である「グリコーゲン」(糖質)を試合前にできるだけ体内にため込んで、長時間にわたる激しいエネルギーの消耗に耐えることができるようにするのです。
おはぎは「持続力が必要な時のエネルギーチャージ」に、手軽に取り入れられる食べ物として、その効果が見直され、注目されています。
つまり、「おはぎは最強のアスリートフード」のひとつといえるのです。
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