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2020.09.21

ライフ

ビームスきっての自転車ツウが愛車を公開。肩肘張らないカスタムバイク論

「自転車ライフ 2.0」とは……
洒落者集まるビームスにおいて指折りの自転車ツウとして知られる久保田雅也さんは、「服と同じように、自転車でもアメリカの空気をトコトン楽しみたい」。
久保田雅也●1979年生まれ、神奈川県出身。ビームス ウィメンズカジュアル 統括ディレクター。2002年にビームスに入社。販売員、メンズのバイヤーを経て現職に。
そんな理想を掲げる彼の愛車を見せてもらうべく、久保田さんのもとを尋ねた。
 

今、気になるサンフランシスコの自転車カルチャー

「今から12~13年前、ちょっと体型が気になって、ダイエット目的で自転車ライフを始めました。そこからどっぷりハマってしまいましたね、思いのほか痩せることはできませんでしたけど(笑)」。
久保田さんの自転車ライフは、大好きなアメリカンカルチャーの影響を多分に受けている。
「アメリカの自転車シーンは地域によって違いがあるんですが、僕が常に注目しているのがサンフランシスコ。あちらでは、キメすぎず、デイリーで楽しめるカスタムが流行っていて、すごくいい感じ。そんなスタイルが気になってますね」。

確かに今乗っている自転車もキメすぎず、程よくヌケ感があっていい感じ。
「服のコーディネイトと同じような感覚で、自分好みのコンポーネントやパーツを組み合わせています。カスタムといっても、個人的にはパフォーマンスの向上はそこまで重要ではないんですよね」。
なるほど。では、もっと詳しく、その愛車を紹介してもらいましょうか。
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街乗り目線のオールマイティな1台

オールシティ(All-City)のマッチョマン ディスクをカスタム
緊急事態宣言が発令された時期を境目に、自転車に乗る時間がグッと増えた久保田さん。その“足”となっているのが、オールシティ(All-City)のマッチョマン ディスクだ。
「僕が考える理想の街乗り自転車。簡単に説明すると、シクロクロスのいいとこ取りをしつつ、自分好みのパーツで“アメリカっぽさ”を足し算しています。コレさえあれば、街での移動は十分ですね」。
オールシティ(All-City)のマッチョマン ディスクをカスタム
偏りすぎない久保田さんの優れたバランス感覚は、長年ファッションの世界で培ってきた感性の賜物なのかもしれない。
「タイヤ、クランク、ギアなどのパーツは、前に乗っていた自転車から移植しています。カスタムのポイントですか? リッチーというブランドのマウンテンバイク用のカーボン製ハンドルバーでしょうか。しなやかな使い心地で気に入っています」。
オフ車らしい顔を演出してくれるリッチーのハンドルバー。
オフ車らしい顔を演出してくれるリッチーのハンドルバー。
そして、行きつけの自転車ショップ、ブルーラグで色を塗り替えてもらったパス アンド ストーのフロントラックもポイントとして教えてくれた。
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街にも馴染むアドベンチャーバイク

オールシティのアドベンチャーバイク、ゴリラ モンスーン
山を走るときの愛車。
続いて登場するのは、約半年前に購入したオールシティのアドベンチャーバイク、ゴリラ モンスーン。
「オフロード用に組み立ててますが、街にも馴染むスタイリングを意識しました。これに乗って自転車仲間たちと山へ行きたいですね。
その際に足並みが揃うようにタイヤサイズにこだわっていて、26インチより少し大きめの“650B”というサイズを選んでいます」。
リッチーのドロップハンドルに取り付けたスラムのブレーキレバーのは面白い仕掛けがある。
「右側には2つのレバーが付いていて、片方はブレーキではなくギアの変速用。使いやすいかはさておいて(笑)、すごく好きなデザインなんです」。
リッチーのドロップハンドル
奥側のレバーの操作でギアの変速が可能。
主役であるオレンジカラーのフレームを活かしたカスタムは、見ているだけでワクワクしてしまう。
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ママチャリ代わりのカスタム・ミニベロ

ヴェロオレンジのニュートリノもカスタム
スギノのクランク、シマノのダイナモハブなど、日本製のパーツを採用。
「旅行に持っていける小径車を探していたところ、1年前に見つけました。カゴがあるので今は、近所の買い物とか、妻と兼用で使っています」。
微笑ましいエピソードとともに紹介してくれたヴェロオレンジのニュートリノは、マウンテンバイクのパーツを取り付けられたのが購入の決め手らしい。
「この手の自転車だと普通、これだけ太いタイヤは入らないんです。あと、ハンドルも気に入ってますね。どことなくママチャリっぽい感じも狙っていて(笑)」。
シマノ製のダイナモ式ライト
前輪を回すと発動するシマノ製のダイナモハブと連結しているライト。
自分らしいカスタムを施すことで、何気ない自転車ライフが特別になる。ファッション感覚も存分に活かされた久保田さんの3台の愛車は、そんな楽しさに満ち溢れていた。
 
「自転車ライフ 2.0」とは……
環境や体型の変化だったり、身近な先輩の姿に憧れたり。ハマった理由は皆異れど、自転車にかける想いは誰もが強く、深い。自分好みへと仕様を変えた相棒と日々暮らす、同世代の自転車ライフをパパラッチ。
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中野 理=写真 戸叶庸之=編集・文


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