行政でも感じる、働き方の変化
「議会や行政は紙文化なんです。決裁印が必要だったりしますし文書を紙で残す風土が今も根強い。でも磐梯町ではデジタル化の推進に力を入れていて、すでに職員の意識はかなり変わりました。
実際、神奈川から役場を訪れると『あれ、今日は何しにきたんですか?』なんて言われるんです。来なくてもリモートで仕事は十分にできるだろうといったニュアンスで。僕としてみれば、業務だけでなく、勤務後に飲んでコミュニケーションをはかりたかったりするんですけどね(笑)」。
磐梯町は福島県会津地方の中部に位置する人口3300人ほどの小さな町。町役場の職員は70人ほどながらデジタル化を積極的に取り入れた先進的な取り組みを行っている。その拠点が「リビングエニウェアコモンズ(LAC)」の施設に構えたDX戦略室。
場所をLAC会津磐梯に決めたのは菅原さんである。
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