多くのバスケットボールプレーヤーに愛用されてきたアシックスの「ファブレジャパン」。これをタウンユース仕様にした「ジャパンS」は、クラシックなコートタイプのスニーカーである。
いわばアシックスの定番といえるこのモデルが、大きな変貌を遂げた。来年の東京オリンピックを前に、過去にオリンピック開催経験を持つ4都市をイメージした限定モデルが発売されたのだ。
それでは、各国の“代表選手”に入場していただこう。
一見シンプルなネイビーの「ジャパンS」に思える。しかし、ヒール部分に着目すると……
“ロサンゼルス”という文字をカタカナでプリント。レトロな雰囲気のフォントが味わい深い。さらにヒールの右側には星柄、左には赤白のボーダーといった星条旗仕様になっているのもポイントだ。ひと目でアメリカからインスピレーションを受けていることがわかる。
我らが日本の“トーキョー”モデルも忘れてはならない。アッパーはオールホワイト、ヒールには日の丸を思わせる赤をレイアウト。
そう、スニーカー全体で日本国旗を模しているのだ。シンプルなホワイトスニーカーと見せかけて、しっかりギミックが隠されているのが面白い。
このほか、ユニオンジャックをまとうイギリスの“ロンドン”モデルと、ブラックのアッパーにドイツの国旗が映える“ベルリン”モデルも顔を揃える。
そしていずれのモデルもインソールにまで各国のイメージカラーが施されていることにも注目を。細部にまで意匠を凝らすあたりは、さすがアシックスと言えるだろう。
過去のオリンピックのハイライトを思わせるアイコニックな「ジャパンS」。次回のオリンピックに備えて今のうちに入手しておくのが得策。問題は、どの国の“選手”を選ぶかだ。大いに悩むべし。
[問い合わせ]アシックスジャパンお客様相談室0120-068-806POW-DER=文