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2020.09.06

からだ

エルメスのリップバーム 選び抜かれた全24種からお気に入りの1本を

今年の春、女性たちがこぞって注目した口紅があった。エルメス初のメイクアップアイテムとして登場した「ルージュ・エルメス」である。
実に5年の歳月をかけて開発されたというこの口紅もまた、ひと言で言えば「エルメスのものづくり」の象徴である。
メゾンのアーカイブにある7万5000もの色見本から選び抜かれた全24色のラインナップ。唇の上でとろけるように心地良い繊細な質感。使いやすさとオブジェとしての美しさを両立するキャップ&ケース。そのものづくりのアプローチは、メゾンが手掛けるウェア、バッグ、シューズ、ジュエリーといったほかのアイテムとまったく変わらないのである。
と、ここまではいつものように男性に向けてわかりやすく説明してみた次第。世の女性たちにはこんなふう説明しなくとも、直感で「ルージュ・エルメス」の本質を理解し、それをいち早く手に入れるための行動力を発揮するのは冒頭に書いたとおりである。何が言いたいかというと、「女性の直感はいつも正しい」ということだ。
「ルージュ・エルメス」コレクションのリップバーム。/エルメス
ビーワックス(蜜蝋)とキャンデリラワックス(植物由来のワックス)をブレンドし、優れた保湿力を発揮。レフィル、すなわち詰め替えも近々発売予定。サステイナブルな観点からも大いに共感できる。7200円/エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
さてそんな女性たちの正しさに裏付けされた「ルージュ・エルメス」コレクションのなかにも、実は我々に打ってつけのアイテムがある。それがこのリップバーム。
第一にケースの色がいい。美しく澄んだ白と渋いシャンパンゴールドのコンビネーション。もちろん塗り心地の良さは言わずもがなで、選び抜かれた成分による保湿力は、唇に潤いを与える。ガサガサな唇が好きな女性なんていないと断言できる。ゆえに投資して損はなし。
パートナーへのプレゼントとしても完璧で、高評価をいただけること請け合い。
 
清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文


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