酒造りに携わる杜氏の手は驚くほど白くて肌ツヤがいい。酒好きの間で知られるウンチクだが、実際は過酷な水仕事が多く、手指をキレイに保つのは難しいとか。
ただ、酒造りのなかで、彼らの手指がツヤツヤになる工程がある。それが麹作りだ。麹には美肌に欠かせない酵素やビタミン類が大量に含まれているのだ。
男性用ボタニカルスキンケアブランド、クワトロボタニコはそんな麹が持つ可能性に着目し、シミ対策に特化した美容液「ボタニカル スポッツ ソリューション」を世に送り出した。
配合されているのは、麹のもとになる麹菌の発酵過程で生まれるコウジ酸。この酸はシミの根源であるメラノサイトへ集中的に働きかけ、メラニンの生成を抑えることでシミの発生を防ぐ。そのパワーは1998年に日本で初めて医薬部外品の美白有効成分として認可されて以来、皮膚科でも広く処方されている事実が証明している。
そしてコウジ酸の脇を固めるのが植物エキスの四天王。肌の酸化を抑えるモダマ抽出エキスをはじめ、肌の炎症を抑える黄山薬抽出液、メラニンが肌に取り込まれるのを防ぐアルニカエキス、生薬の王と呼ばれ、メラニン生成を抑える甘草フラボノイドを配合。紫外線ダメージを受けた肌のコンディションを総合的に整えてくれる。
使い心地も極上だ。使い方は洗顔と化粧水で肌を整えたあと、シミが気になる部分とその周囲になじませるだけ。サラッとしたテクスチャーは軽くて肌なじみが良く、化粧水やクリームと重ねづけしてもベタつかない。
さらにベルガモットとローズマリーのエッセンシャルオイルが織りなす清々しい香りは気分を明るくリフレッシュさせてくれる。合成着色料、パラペン、合成香料、メントールといった肌に負担がかかる成分を用いないのもブランドのこだわり。
そもそも化粧をしない男性は、女性よりも紫外線をダイレクトに浴びることが多いため、女性よりもシミ対策に気を使う必要がある。「日焼けはいいけど、シミはNG。でも面倒なケアは勘弁」。そんなワガママをかなえてくれる美容液は、外遊びをこよなく愛する男にこそ使ってほしいマストアイテムなのだ。
押条良太(押条事務所)、髙村将司=文