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「キャンプウェア」と「焚き火ウェア」という新提案

camp gear note
2010年以前は、「キャンプウェア」、「焚き火ウェア」という概念自体がなかった。
グローブだけでなく、2010年から提案し始めた「キャンプウェア」にも注目したい。
どの製品も収納用の大型ポケットを数多く備えていることが特徴で、グローブ以外のキャンプ小物もたっぷり収納可能。街で着るならば、バッグを持たず手ぶらで出かけられる利便性も話題となり、人気ブランドの仲間入りを果たした。
「アトモス」や「バンブーシュート」など、オーシャンズ読者にもお馴染みの人気セレクトショップとのコラボにも積極的。認知度の高まりと共に年々ラインナップは拡大中で、今年の秋には約100型ほどになるそうだ。
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従来のポケットの概念を覆すような、超大容量収納が彼らの提唱する「キャンプウェア」の特徴。
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いちいち火の粉を気にしていたら、存分に焚き火を楽しむことはできない。
キャンプではアウトドア用ウェアを選びがちだが、じつは機能性を追求した化繊素材は火という弱点があり、キャンプには不向き。フリースジャケットやナイロン製のシェルジャケットを焚き火の前で着ると、火の粉が飛んであっという間に穴が開いてしまう。
そこでグリップスワニーが「キャンプウェア」と共に提案しているのが、「焚き火ウェア」なるジャンルだ。
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万が一炎に接しても溶解せず、炭化することで事故から身を守ることができる。
このシリーズは、独自に開発した難燃性素材「ファイアーシールド」を用いたもの。多少の火の粉ならばものともしない、頼もしい造りに仕上げられている。手持ちの服の上から被るだけでOKの便利なポンチョタイプもあり、焚き火の前でも安心して過ごすことができる。
グローブからウェアまで、グリップスワニー製品に共通する魅力は、細かいことを気にせず、ガンガン使えるタフさに尽きる。使い込むほどに唯一無二の表情に育ち、味わいが深まっていく。汚れることまで一緒に楽しめる、まさに愛すべき「道具」なのだ。
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[問い合わせ]
スワニー販売
03-3306-1411
www.grip-swany.co.jp
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「Camp Gear Note」
90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。 上に戻る
池田 圭=取材・文 矢島慎一=写真
 


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