OCEANS

SHARE

【山編】

『山と食欲と私』

『山と食欲と私』 信濃川日出雄/新潮社
『山と食欲と私』 信濃川日出雄/新潮社
主人公は“単独登山女子”を自称するOL、日々野鮎美。タイトルどおり、週末ごとに食材持参で山へ登っては、絶景とともに山ご飯を堪能するアクティブ派だ。グルメ漫画としての側面もあり、レシピ本が出版されたり、コラボ商品が展開されたりするなど、人気急上昇中。
「登山人口が増えている昨今、『山ガール』という言葉もすっかり定着しました。しかし登山の楽しみ方は人それぞれ! 絶景×美味しいごはん……最高の組み合わせに、今すぐ山へ行きたくなります!」。
 

『未亡人登山』

『未亡人登山』 板橋大祐/小学館
『未亡人登山』 板橋大祐/小学館
山を愛する男、加賀山峻。ある日の登山中、山には似つかわしくない風貌の女性、千堂椿に出会い、見るに見かねて同行。彼女が夫の遺した“山日記”とともに登山しているのだと知る。“大切なもの”を失った女のセンチメンタルで雄大な登山恋記。
「夫の遺した“山日記”を辿って登山する未亡人が主人公、という斬新な登山マンガです。登山の魅力は、達成感や絶景だけではなく『人との出会い』にもあるのだ、と気付かせてくれます」。
◆こちらもオススメ!◆
『ハイジと山男』(安藤なつみ/講談社)
派遣社員だったハイジはある日、亡き祖父が遺した山小屋を訪ねることに。変わり者だった祖父。そんな彼と一緒に働いていた霧島はハイジの山男のイメージを覆す爽やかな青年。しかしいざ山に登ってみたら厳しくハイジにも容赦がない。ようやく山小屋に着いて安堵するも、そこはハイジの想像を遥かに超えるものだった……。
「街とは異なる山小屋での生活は、都会暮らしに慣れた人には厳しく映るかもしれません。でもその厳しさがより登山の魅力を伝えてくれている気がします。登山ではなく山小屋での生活に注目した作品で、別視点からの山を楽しんでみてください」。
 
主人公に女性が揃った【山編】。これは近年の山ガールの増加を表れか⁉︎ ブックライブではマンガ以外にも、小説や雑誌もどーんと取り揃えているので、マンガで自然を感じて、いつか読みたかった書籍を読み漁って、今年だけの“特別な夏”を満喫したいものだ。
 
[取材協力]
ブックライブ
https://booklive.jp


SHARE

次の記事を読み込んでいます。