OCEANS

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見た目の重心位置を変えるのに役立つのが小物使い。
サングラスやシューズ、バッグなどで夏らしさを出しつつ、装い全体を見て、重さや軽さを調整しているそうだ。
こちらは、レザーハンドルがアクセントとなるバケット型が遊び心あるタイプ。
こちらは、レザーハンドルがアクセントとなるバケット型が遊び心あるタイプ。「季節に合わせてバッグは変えています。夏らしさが醸せる一番の素材がキャンバスですね」。2万7000円/サンスペル×グレンロイヤル(サンスペル 表参道店 03-3406-7377)
ステイホーム中にその良さを再発見したのが、カプリシャツだという。一般的にはイタリア男のセクシーアイテムと思われがちだが、着こなしはさすがの鴨志田流だ。
こちらは、ナポリシャツの名門が作ったドレッシーな一枚。手縫いによる袖付けで着心地も快適。
こちらは、ナポリシャツの名門が作ったドレッシーな一枚。手縫いによる袖付けで着心地も快適。ご自身は、カプリ島の土産として買った現地のシャツを愛用しているという。3万円/バルバ(ストラスブルゴ 0120-383-563)
「自前のカプリシャツはリネンだから涼しいし、一枚で様になる。パタゴニアのショーツに、ハーレーやグローカルのビーチサンダルを合わせて過ごしてました。近所に外出するにはちょうどいい具合でしたね」。
清潔感と季節感を両得するならば、鴨志田流トラッドを試す価値は、多いにありそうだ。
 
トラッドファッションを教えてくれた人
ユナイテッドアローズ クリエイティブディレクター
鴨志田康人さん(63歳)
ピッティ・ウオモ会場でのスナップ常連でもある洒落者。2018年よりオフィスカモシタを設立。ポール・スチュアートのディレクションも手掛ける。
 
鈴木泰之=写真 松平浩市、来田拓也、平 健一、窪川勝哉=スタイリング 竹田嘉文=イラスト 増山直樹、いくら直幸、髙橋 淳、小山内 隆、髙村将司、まついただゆき、今野 壘=文


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