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仕事と遊びの境界が消えた!?

東京時代を経て、生まれ育った名古屋に戻ったのは2011年のこと。その翌年に「コンパス」をオープンし、’14年に両親からこの別荘を引き継いだ。今は月1回のペースで、名古屋の自宅から車で訪れる。いったいここでどんなふうに過ごしているのか。
「ほとんど釣りをしてますね。すぐ近くに川があるので、今日もこのあと行こうかと。今いちばん興味があるのがフライフィッシング。イギリスやアイルランドへ仕事の買い付けに行くときも、現地での釣りの日程はきっちり別に組みます(笑)。国内では地元の愛知や岐阜の川、北海道にもよく行きます」。
いざ川へ。お出かけを察したアックスは助手席に鎮座。ドアミラーに掛かっているフィッシングベストは年季の入ったヴィンテージのシムス。
いざ川へ。お出かけを察したアックスは助手席に鎮座。ドアミラーに掛かっているフィッシングベストは年季の入ったヴィンテージのシムス。ランディングネットは杉戸さんの手作りだ。
ビルダーの友人が作ったバンブーロッドに、オービスやハーディーなどのヴィンテージのフライリール。自分が見つけてきた道具で釣りを楽しむ。そしてときにはその道具が店に並ぶこともある。仕事と遊びの境界は、限りなく曖昧だ。
「名古屋に店を開いてから、公私の区別がまったくなくなってしまいました。仕事も遊びもすべてが地続きで、ひとつのライフスタイルになっている感じなんです」。
広々としたベッドルーム。イタリアのヴィコ・マジストレッティのベッドは、東京で働いていたときに格安で購入したのだとか。
広々としたベッドルーム。イタリアのヴィコ・マジストレッティのベッドは、東京で働いていたときに格安で購入したのだとか。


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