夏、ビルケン、サイコー。もはや、決まり決まったアイテム説明なんて不要でしょ。
だからこの場では、それぞれの言葉で、6人の大人に“好き”を語ってもらった。
「自宅はもちろん職場に“置きチューリッヒ”をするほど、偏愛です」
「約30年前、ビームスでアルバイトをしていたときに尊敬する先輩が履いているのを見て手に入れましたが、いつまでたっても飽きませんね。特に好きなモデルがチューリッヒで、現在は自宅にはもちろん、会社にも“置きチューリッヒ”をしているほど(笑)。
新作やカラー別注など、つい毎シーズン手が伸びてしまい、どんどん数が増えていっています。そんな偏愛ぶりが伝わったのか、ファクトタムの10周年ではコラボレーションさせてもらいました。どんなスタイルにも合う普遍的なデザインが特徴ですが、僕は丈の短いデニムにさらっと合わせるのが好きですね」。
| ファクトタム ディレクター 有働幸司さん(48歳) 日本を代表するファッションデザイナー。10周年コラボでは、ビルケンシュトック史上初となるアッパーに自身のブランド名が刻印された。 |
「ロンドンとアリゾナがあれば、どこに行くのにも困らないですね」
「ずばり、永遠のスタンダード。若い頃にドイツ人の友達からアリゾナをお土産でいただいたのがビルケンシュトックとの出会いですが、当時は海や山などのアウトドアシーンでお世話になりました。
それからハマってしまい、今度は街でも履けるモデルを探していたところ、ヒールのあるモデル、ロンドンを発見。この2足さえあれば、どこに行くのにも困りませんね。
履き心地は最高で、主張しすぎず、それでも見た瞬間にブランドが判明するデザイン。僕にとっては、どこか日本の“禅”を感じさせる無駄のないプロダクト。死ぬまで履き続けます(笑)」。
| the CAVESオーナー RAMEOさん(49歳) 東京でアパレル会社に勤務したのち、地元、静岡・伊豆で民宿と洞窟バーを営む。スーベニアブランド「イズフォルニア」のデザイナーとしても活動する。 |
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