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裏原世代が先頭に立つ意義

「実は、構想は2、3年前からあって」。
渡辺さんにとってDAYZのオープンは、ひとつの使命だった。
「“裏原”の文化は歴史を作って、今でも世界のストリートに影響を与えています。でも、時間の経過とともに当時を知る人は少なくなってきて、次の世代との乖離が進んでしまった気がして」。
上はアンダーカバーと、下はネイバーフッドとDAYZのコラボTシャツ。ともに即完売。
そんなベテランと若手の隙間を埋めることがDAYZの目的だという。
「筋の通った東京のカルチャーを、よりオープンな立ち位置から発信して、再びリアルに体感してもらうこと。これが、DAYZの役割。ただ、それをどこかの誰かがやるのではなく、ローカルである自分たちがやるっていうことが大切だと思っています」。
 

DAYZの由来

耳馴染みの良い“DAYZ”という店名は、FPAR、WTAPS、そしてディセンダントのディレクター、西山 徹さんとの会話がきっかけだったという。

「お店を始める前、ロゴを作ってくれた(西山)徹と話していて。その中で、昔の東京を振り返っているときに自然と出てきた、あの頃は、この頃は、これからは、という単語をヒントに付けたんです」。
しかし、この4文字には、さらに深い意味が込められている。
「みんな、日々の出来事を話のタネにしてますよね。それは僕たちも、若い子も同じで、毎日の経験や体験から話が膨らんでいく。僕らのファッションの場合、そこからブランドが生まれて、カルチャーができていった。

そういった、過去、現在、未来のどの時間軸も共通する言葉としてDAYZを捉えています。そういうところも気に入ってるんですよね」。


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