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デザインだけで決められないのがシューズ選び!

ランニングというスポーツにおいて、最も大事なギアはシューズだ。
「シューズに関してはデザインだけでは選べません。走力や用途に合わせてチョイスしないと故障につながりかねませんし、自分の足にフィットしないと長くは続けられませんから。そういう意味でもファッション的な感覚でなく、走りに特化した専門ブランドがいい。じゃあアシックスだよねと。昔から好きだったというのもあります。過去にアシックスのショップで足型をきちっと計測してもらったことがあるのですが、自分の足幅は細めということでした。アシックスでは多くのシューズに幅の細いスリムモデルが用意されているのでしっくりきます」。
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両足ともアシックス。左は「ターサージール」、右は「メタライド」。
「ターサージールはスピードを意識したいとき用。たぶん『ターサージール5』のスリムモデルです。ターサーシリーズの中でもコレは色やデザインが好みで、1500メートル走や100メートル走をするときも使っています。メタライドは最近リリースされたニューモデルで、比較的長い距離をゆっくりと流して走るときに。アウトソールがロッキングチェアのようなゆりかご形状になっていて、踵で着地してからつま先への体重移動をスムーズにしてくれるシューズです。重量はそこまで軽いシューズではないのですが、滑らかに走れるぶんシューズの重みを感じさせないところが気に入っています」。
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この日はオンの「クラウドエックス」。
「最近履きはじめたのがスイス生まれのオン。先に挙げたアシックスの2足の中間的なぺースで走るとき用という位置付けですね。ランニングシューズだけどそうじゃないときでも履けてしまいます。そういう兼用できるシューズを探したらオンが良かったんです。あまりないホワイトベースの無地で、昔ながらの“ランニング専用メーカー”とはデザインの雰囲気が違うから気分がアガりありますね」。
と、やはりシューズにおいても色使いが並木さんの琴線に触れるポイントとなっているようだ。
アスリートとしてではなく、趣味としてリフレッシュのために走るからこそ、気分がアガるかどうかは無視できないファクターだ。というわけで、ランニングウェアはデザインが重要。ある程度走れるようになってきたら、シューズだってファッション目線も混ぜて選ぶとランニングスタイルをアップデートできるのだ。
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RUNNER’S FILE 14
氏名:並木孝之 
年齢:50歳(1970年生まれ)
仕事:アイネックス 商品戦略部 部長
走る頻度:週1~2日、40~60分程度
記録:ハーフマラソン 95分、10K 42分
 
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「Running Up-Date」
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。 上に戻る
礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真


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