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2020.07.19

ライフ

また自由に波を楽しむために。サーファーたちが自ら行った自粛活動の数々

東京2020オリンピックで新競技種目になったことからサーフィンの社会的認知度は高まった。ゆえにサーファーの一挙手一投足には多様な声が上がる。
7都府県に緊急事態宣言が出たあとも多くがパドルアウトをし、湘南や千葉で見られたその様子を見て各方面から厳しい声が上がった。ことの要因は「自粛」という言葉への各自の捉え方が異なっていたからだ。
東京2020オリンピックのサーフィン競技大会会場である千葉県・釣ヶ崎海岸の入り口。
千葉県・釣ヶ崎海岸の入り口。
サーファーたるもの、いつでも波に乗っていたい。その性はこれまでハリウッド映画でも描かれてきた。『地獄の黙示録』ではベトナム戦争の最前線という狂った状況下でサーフィン好きな中佐は波乗りをしていた。
とはいえ今回、誰もがその性を良しとしたわけではない。海辺の最前線にいる、地域社会との良好な関係構築に努めてきたローカルサーファーたちの多くは自粛を促した。
駐車場閉鎖に理解を示し、自ら海に近づかないようにした。社会的なスポーツになった今、もう勝手な振る舞いは許されない。その自覚からである。
memo
写真は、東京2020オリンピックのサーフィン競技大会会場である千葉県・釣ヶ崎海岸の入り口。駐車場閉鎖を知らせる看板には日本サーフィン連盟に加盟する地元の支部の名前もある。
また四国では地元のプロサーファーたちがサーフィン自粛を促す看板を掲げる模様をインスタグラムにアップ。地元の人口の多くが高齢者であり、設備を整えた病院がないことも記し、理解を求めた。海は誰のものでもない。だからこそ他者への配慮が大切なのだ。

PAK OK SUN(CIBE)=写真 小山内 隆=編集・文


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