1860年の創業以来、高い技術力によって数々のスポーツウォッチの歴史を塗り替えてきたタグ・ホイヤー。
160周年を迎えたブランドはこの節目に、自分たちの歴史にエポックだった2つのモデルを蘇らせた。ともに人気の「カレラ」シリーズである。
「カレラ」は、アメリカ〜メキシコ間を走破する伝説的モーターレース「カレラ・パンアメリカーナ・メキシコ」にインスパイアされ、1963年に誕生したシリーズ。
ロードレースに必要な高精度のクロノグラフや1㎞の平均速度を算出するタキメーターなどの機能を備え、ベゼルの内側に配された独自の目盛りが特徴だ。
それでは、今回リリースされた2モデルを見ていこう。
1972年の傑作が蘇る!
ひとつは、1972年に発売された自動巻きクロノグラフ「モントリオール」を復刻したモデル。
特徴は文字盤のカラーリングだ。ブルーのクロノグラフカウンターにはアジュラージュ加工(同心円状の溝)を施し、時針と分針、3時位置の30分計にはイエローのスーパールミノバが塗り込まれている。
さらに、ラッカー仕上げの秒針はレッドを採用した。ベゼルの内側の目盛りは、12時位置から3時位置までがブルー、それ以降はレッドで印字されており、オリジナルのデザインをなぞりながら、現代的にアップデートした。
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