「Camp Gear Note」とは……2008年の創業以来、高性能かつ持ち運び可能な数々のギアを開発してきたゴールゼロ。
光からエネルギーを作り(ソーラーパネル)、蓄え(ポータブル電源)、使う(ランタン)ことによって、人間の生活水準を改善することを目標に製品開発を進めてきた、ポータブル電源のリーディングブランドである。
後編では、今季発売されたばかりの新製品からアップデートを続ける定番まで、アウトドアだけでなく防災用品としても備えておきたいラインナップを紹介しよう。
モバイル電源のリーディングブランドの証となる最新モデル
まずは、ブランドの根幹であり、機能性、サイズ感、容量のバランスが一歩先をゆくポータブル電源のラインナップから見ていこう。
この夏は「イエティ」と名付けられた、ポータブル電源の定番シリーズがリニューアルした。最先端のリチウムバッテリーを採用することで大幅に重量を抑えつつ、モバイル製品に適したクイックチャージ3.0対応仕様に仕上げられている。
中でも、キャンプや車中泊に最適なのが「イエティ 200X 120V」(4万3780円[税込])。デジカメやドローンなどの充電に愛用するプロのユーザーも多い人気モデルだ。
重量はわずか約2.27kg。2人用テントとほぼ同じくらいの重さと考えると、その軽さがよくわかる。ACアダプタを使って約3.5時間でフル充電可能な小型サイズだが、スマホは約14回、タブレット約5回、ノートPCで約3回もフル充電でき、これ1つキャンプにあれば、さまざまなシチュエーションで家電やデジタル機器をマルチに使える。
また発電機と違い、音が全くしないこともキャンプ場で使うには大きなメリットだ。
よりミニマムなモデルを探している方には、「シェルパ 100AC」(4万480円[税込])がおすすめ。
重量は909g。単行本とほぼ同じ大きさながら、バッテリー容量は約94.7Whを誇る。これはスマホで約7回、ノートパソコンなら1.5回分に相当するサイズだ。
出力はACコンセント、USBの他、ワイヤレス充電規格Qiにも対応する。
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