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2020.07.15

ファッション

好きだから着る or 着るから聴く。心弾むロックTシャツなら順序は問わず

例年ならそろそろフジロック。梅雨が明ければフェスシーズン到来と、音を浴びる夏に突入だ。しかし、それができない今年は、バンドTシャツでも着て気持ちを晴らすのが良さそうだ。
往年のバンドものTシャツを多数扱うショップ、トーキョーロックスの近藤則久さんに話を聞いた。
現代芸術家、マイク・ケリーが手掛けたソニック・ユースの8thアルバムのジャケットを。
現代芸術家、マイク・ケリーが手掛けたソニック・ユースの8thアルバムのジャケットを。1万4800円/ソニックユース×ヒステリックグラマー(ヒステリックグラマー 03-3478-8471)
「音楽好きを除いて、ひと昔前は“バンドTシャツ=ダサいもの”みたいな扱いでしたよね。でも今では男性はもちろんですが、たとえば女性のセレブが物騒なラッパーのTシャツやオジサンから見ても古いバンドやらのTシャツ姿を自撮りして、意気揚々とSNSに投稿している。時代は変わりましたよ(笑)」。
58歳を目前にした今もバンドのボーカルを務める近藤さん。生粋の音楽好きだけに、その現象には少し違和感を感じているようだ。
「僕には20代の息子がいるんですが、ある日いきなり、絶対に聴いたことがないであろうアイアンメイデンのTシャツが欲しいとか言ってきたんです。で、理由を聞いたら“ワンオク”のTAKAさんが着ていたから自分も欲しいって言うんです(笑)」。
近藤さんは所有するTシャツを譲ったそう。「自分の偏愛事項に我が子が興味を持つのはうれしい」と笑顔で振り返る。でも、どうせならその“中身”まで共有したい。専門店オーナーゆえのジレンマであろう。
「やっぱりバントものに限らず音が聴こえるTシャツって、そのリアル音やミュージックカルチャー、人物の生き様まで、ある程度知ったうえで身に着けたほうがずっとウマみが増すと思うんです。
逆説的に言うと、Tシャツが入り口になってもいいんです。Tシャツをきっかけに音楽を聴く。むしろそれこそがこの音楽Tシャツの魅力だと思いますし、そのほうが愛着も湧くはずです」。
ここで紹介しているのはマニアックな近藤さんも太鼓判を押すTシャツばかり。
「音を感じる直球なものからライトなものまで幅広いラインナップ。もともとそれが好きな人は“大人だからさ”なんて躊躇わず素直に楽しんでほしいし、そうではない人も音を好きになる前向きな気持ちを大切にして着てほしいですね」。


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