一日に千里を駆る虎がごとく
ミタスニーカーズ とのコラボレーションモデル。ベースとなったのはゲルライト Ⅲ OG。アシックスタイガーは1980年代のスポーツシューズの代名詞だった。
より正確に歴史を振り返るならば、アシックスタイガーが競技場や校庭を走り回っていたのはオニツカ株式会社から株式会社アシックスへ社名変更した1977年から、ブランド名もアシックスに統一した1990年までの13年間である。
アシックスタイガーが登場する前のブランド名がオニツカタイガーだった。
ブランド名を改めるにあたってタイガーを残したのは、よほど自らのアイデアを気に入っていたからだろう。
スポーツシューズに相応しい強さと敏捷性を表すものとして虎に白羽の矢を立てたのは自然の成り行きだった。虎はかつてアジア最強の動物と謳われていた。しかも虎には、一日に千里を走るという故事もあった。ところが、すでに商標を登録している会社があった。そこで創業者、鬼塚喜八郎の名字や社名を頭につけたのだった。
ゴアテックス仕様で実用性も高いGEL-PTG MT G-TX。1万6000円/アシックス(アシックスジャパン 0120-068-806)せっかくだから社名の由来とアシックスストライプについても紐解いておこう。
社名は古代ローマ時代の詩人ユベナリスが遺した言葉、「Anima Sana in Corpore Sano(=もし神に祈るならば、健全な身体に健全な精神があれかしと祈るべきだ)」の頭文字からとっている。事業の相談に訪れた喜八郎に盟友、兵庫県教育委員会保健体育課長の堀 公平が贈った言葉だ。
アシックスストライプはメキシコオリンピックに向けて考案されたもので、当時は“メキシコライン”と呼ばれていた。アシックスではそれまでオリンピックごとに新たなマークを作っていたが、以降、そのマークはアシックスのアイコンとして定着した。
アシックスタイガーが眠りについて四半世紀。いったん目を覚ましてからはまさに“一日に千里を走る”の故事どおり、世界を駆けめぐっている。
たとえ千里の道でも、GEL-PTG MT G-TXなら疲れることはないだろう。
[問い合わせ]アシックスジャパンお客様相談室0120-068-806竹川 圭=取材・文