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②中堅 ナイキ「エア ジョーダン1 シカゴ」

ナイキの「エア・ジョーダン1 シカゴ」
今回のスニーカー企画でも度々登場しているエア ジョーダン1。その事実に同作の変わらぬ人気を改めて認識される今日この頃だ。なかでも王道と呼ばれるのが、NBAのシカゴブルズのチームカラーで構成された“シカゴ”だろう。

「“これぞスニーカー”な王道のデザインが好きなんですよね〜。この赤、白、黒の配色が抜群で、コーディネートにも合わせやすいんです」。
誕生から40年は経とうかという一足に、アントニーさんは心酔して止まない。

手に入れたのは5年前。仲のいいスニーカーの同志から誕生日プレゼントとしてもらったという。
「ありきたりと言われそうですけど、やはり良いものは良い。そう声を大にして言いたいですね」。
これまで数多のスニーカーを手にしてきたマニアが語るだけに、なるほど、説得力がある。
 

③大将 ナイキ「エア ジョーダン1 トラヴィス スコット」

ナイキの「エア・ジョーダン1 トラヴィス」
アントニーさんのナイキ好きの理由、それは「好きなアーティストやデザイナーとのコラボがたくさんあるから」。こちらは、まさにそんなアントニーさんのハートのド真ん中をブチ抜く一足。
アントニーさんが大好きなラッパー、トラヴィス・スコットとのコラボモデルである。

トラヴィス・スコットといえば、今やアメリカを代表する実力派ラッパーとして確固たる地位を築いているが、日本にもファンは多い。シソンヌの長谷川忍さんもそのひとりだ。ナイキとも度々コラボレーションを行っているが、どれも発売と同時に即完売。もはやプレ値が定価のようになっている。
そして、こちらもまた御多分にもれず……。
「ロサンゼルスでプレ値で購入しました。日本円で約15万円ですよ! スニーカーを購入した金額としては、アントニー史上No.1です(笑)」。

ポイントはアッパーのスウッシュ。コラボ作を発表するたび型破りなデザインで度肝を抜いてきたが、そのスタンスは健在。アッパーの内側はいつも通りのスウッシュだが、外側はなんと、スウッシュが逆さにあしらわれているのだ。
さらに、インソールにはナイキのロゴと、トラヴィスの運営レーベル“カクタスジャック”のロゴをオン。おまけに紙幣を入れる隠しポケットまで付いている。
 
「スニーカーは少年の心を思い出させてくれます。朝、選んでいる時間がとにかく楽しいんですよね」とアントニーさん。
大人になると、心はクールになりがち。もちろんそれはそれで素敵なのだが、若かりし頃のワクワクを思い起こさせてくれるスニーカーは、やっぱり貴重だ。
※レイザーラモンRGさんやグッドウォーキン上田さんも登場!記事は下のバナーから↓
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「偏愛スニーカー三番勝負」とは……
外に出られずとも眺めているだけでアガる、それがスニーカー。スニーカー愛に溺れた生粋のスニーカー好きたちが偏愛する一足を披露する、スニーカー三番勝負。
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菊地 亮=取材・文

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