「偏愛スニーカー三番勝負」とは……「スニーカーは名刺代わりになる」と力説するのはキングオブコント王者、シソンヌの長谷川忍さんだ。
ゆえに人の足元を見ては、「きっとこの人の好きな音楽のジャンルは……」と妄想にふけるのだとか。そんな独特な視点を持つ長谷川さんの“偏愛スニーカー”三番勝負。ふ〜む、長谷川さんの人となりも見えてきたぞ!
①先鋒 ニューバランス「M990v5」
ニューバランスで名品番が多いのは、やはり990番台だろう。もっとも人気のある「996」や唯一のイングランド製(一部を除く)で知られる「991」、国内では手に入りづらい「993」などなど……もうマニア垂涎の名作のオンパレードである。
とはいえ、やはり代表格なら「990」ではないか。’82年に誕生し、時代とともにアップデートされ続けるタイムレスなモデル。長谷川さんが手に取ったのはその最新作である。
当時の技術の最高水準を具現化したランニングシューズ、それが「990」の初代だ。それから時代とともにアップデートを繰り返し、昨年「M990v5」が登場。長谷川さんは、前身の「M990v4」からそのファーストクラスな履き心地にハマり、今じゃもっぱらコイツが相棒なのだとか。
「とにかく機能性が抜群ですから、地方遠征や長期ロケの際にかなり重宝します」と信頼は揺らがない。なによりグッときたのは、その見た目だそうだ。
「一見、おじさんシューズっぽいんですけど、全然野暮ったくない。上質なピッグスキンを使い、シルエットはクリーンで現代的。カジュアルでもフォーマルでもハマってくれるオールマイティさも重宝しています」と大絶賛。常にストック分も確保しているとか。
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